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    島縞

    島縞
    シマシマ

    行楽なご飯と届いた荷物

    わが家にお弁当箱はない。

    とは言っても、ピクニックができるように小さな二段重は置いている。
    昨晩に娘と約束していたので、朝から久しぶりにこのお重につめていく。
    おにぎりは小さいの4つずつ。甘めの卵焼き、もらったほうれん草(しかも湯がいたもの)の胡麻和え、千切りきゅうりのハム巻き、肉団子、タマゴサンドで残ったゆで卵。
    色味が足りないから、最後にいちごをのっけて完成。
    早く見せたくて、寝ている娘にちゃちゃを入れたんだけれども唸り声をあげられてしまって退散。

    それから、オーダーメイドの薬膳茶。朝からわざわざ届けてくれたんだ。
    考えがわ〜って溢れて大変で、からだのめぐりが滞っていて、最近の雑談からそんな様子を察知して作ってくれた。
    湯を注ぎ、ゆったりと、まずはそのにおいを満喫する。

    ずっとね、島ではうまく人間関係築けないと思っていたんだ。でもさ、勇気を持って声を発したら、ちゃんとその声に振り返ってくれる人はいたんだよね。
    からだと一緒に、心もほぐれていったよ。

    まったりしすぎてウトウトしてたら、娘がいよいよ起き出してきた。
    「ジャ〜ン!」ってお重を指しながらテンション高めにからんだら、寝ぼけ眼で「わぁ♡やったぁ!」って喜んでくれる。天使。

    お待ちかね、お弁当の時間。
    おにぎりの具は4種類。娘が食べたのは、「若菜」「塩こんぶ」「ゆかり」「梅(セルフでのり巻いて)」の順。私は最初と最後が逆。今回は食べたいのを最初と最後にしたが、娘はどんな順番で選んだんだろう。
    からっぽのお重と、満たされたおなか、控えめに言って最高ってやつ。

    朝の薬膳茶から始まり、ものが届く1日だった。
    10年近く使ったセミダブルの綿布団を手放して、手にしたのはシングルのマットレス2つ。
    お弁当の後、開封の儀からの寝心地確認。今どきのマットレスって、こんなに接着してるところが気にならないのか!今晩は早く寝たいなって思うけれど、もう日が変わりそうだ。

    もう1つ、娘の靴とサンダル、そして夏用パジャマ。
    先週衣類と本の片付けをして、足りないものを補足した。カタログを見て、これとこれがいい!ってすぐに選び抜ける娘。母のように優柔不断にならずにそのまま好きを貫き通しておくれ、と願わずにはいられない。
    今のこの生活を選び取っている時点で、力強さも感じてる。頼もしいよ。

    遅ればせながら、Saicoさん、ニューカマー、ウェーイ!!!ありがとうございます。
    sakipomcoさん、三十年商店の皆さま、どうぞよろしくお願いします。
    ひとまず、三日坊主は免れました。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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