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    島縞

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    旅行1日目、動物園

    2週間天気予報をずっと気にしていたのは、動物園は雨が降ってしまうと候補から外れてしまうから。福岡の地下鉄で行ける範囲に、まさか動物園があって、娘が恋するレッサーパンダがいるなんて。今回はもう、ここに行くしかないと決めていた。

    市営の動物園だから、これまた市営の地下鉄の一日乗車券を提示するだけで大人は2割引となる。そして、驚くのが子どもは無料で入れること。大人も600円の2割引きで480円。こんな値段で1日楽しませていただいてよいのだろうか。

    いきなりお出迎えしてくれたのはぞうさん。動物園についた時はすでに11時を回っていたから、先にレストランでご飯を食べることにした。入園前からみることが出来たのは、再入場口がレストラン前とつながっていたから。ナイス動線!次回来た時は、まず入園してから出ることにしよう。

    お目当てはレッサーパンダだったけれど、甥っ子はペンギンが見たかったから、右回りで順に見ていくことに。

    さぁ、象の次に見たのは…と考えてもなかなか出てこない。だってもう5日も前の事だから。と、撮った写真を確認してみる。そうだ、これまた身体が大きなシロサイだった。暑かったからか、泥水の中に身体を埋めていて、立ち上がった途端大きな穴に水が洪水のように流れ込んで、見ただけではない体の大きさを感じる出来事だった。その後はサルやキリンや、名前も忘れてしまった動物たち。欠航な急勾配の坂を登ったり降りたり。暑い日だったし、地下鉄降りてから動物園まで15分くらい歩いたからすでに疲労もにじみ出ていたり。

    そしていよいよペンギン。日向ぼっこで目を瞑って佇む姿、哀愁漂ってた。泳ぐ姿に甥っ子は興奮して追いかけてみていたが、娘は暑さに少々疲れも出て、ゴリラの石像に座り込んでよもやゴリラの子。

    途中、いたるところに顔抜きの写真撮影箇所。最高に笑ったのは、飼育員さんの顔が抜かれていたもの。甥っ子の顔が見事にフィットした。

    少し迷子になって、いよいよレッサーパンダ…には気づかずに子どもたちの目は観覧車やメリーゴーランドに釘付けとなった。高いところもスピードが出る乗り物も苦手な娘だが、甥っ子の手前お姉さんぶりたくて一緒に乗る。1回300円で乗れるとあって、あれもこれもと乗って楽しんだ。ちなみに大人も乗れる。私は一度だけヘリコプターに娘と乗り込んでクルクルと回り上下運動を楽しんだ。でも、すぐ酔ってしまうので、1回で充分。

    そして、とうとうレッサーパンダとご対面。ここは3匹いて、どの子も起きて動いていた。毛づくろいする子、上り下りをくり返す子、奥から少し顔を出してくれた子、それぞれの子に、「ファンサやばい!」と娘は大興奮だった。ちなみに、ここの直ぐ側に売店があり、以前長崎のバイオパークで購入したレッサーパンダのぬいぐるみと同じものがここにもあった。いよいよそのレッサーちゃんの子どもを手に入れられる!と娘が手に取ったのは、一番大きなぬいぐるみ。あれ、レッサーちゃんより大きい。子どもではない。その瞬間、レッサーちゃんは子どもとなり、新たに迎え入れた子がダーくん、お父さんとなったのであった。いいんだよ、この度の娘の目的のひとつだったから。いいんだ。子どもじゃなくてお父さんだけど、いいんだ。

    植物園で一息ついてジェラートタイム。あまり食べたそうにしていなかった娘だったが、一口ペロリとした途端、逆に私が一口しかもらえない結果となった。本当は、一番奥のバラ園をばあちゃんは見たかったみたいだけれども、いい加減ヘトヘトになり始めた子どもたちに阻止されてしまって少し可哀想だった。

    11時半に動物園に到着して、16時過ぎまで存分に楽しめた。

    この日の晩ごはんは、子どもたちたっての希望でくら寿司。ビッくらポンがやりたくて、娘はひたすらコーンマヨ軍艦を食べた。楽しかった旅行1日目。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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