お便りフォーム

    お名前(ニックネーム)*

    Eメール*

    宛先*

    メッセージ*

    島縞

    島縞
    シマシマ

    本オープン、ありがとうございます

    このところ読めていなかった、皆さまの日記を読む今日は、島縞の本オープン日。
    仮のロゴに、お祝いや新ロゴ制作中の文字が、なんともありがたくて嬉しくて、温かい気持ちにさせて頂いた。

    そして、かきぬまさんの7日の日記にしましまの五島について書いていただいていたのに今更ながら気がついた。
    ありがとうございます。五島の教会群、これからの季節さらにたくさんの方がご来島くださいます。
    一昨年は、そんな中のひとご夫婦の方とご縁がありました。土産品の最中を作っていたので、いつものように空港まで配達に向かい、帰ろうとした時、すでに飛行機もいないのに、大きな荷物の横で電話をする姿が気になった。飛行機の到着に合わせて賑わう空港前も、そうでない時はシンとしている。聞こえてきた声から、タクシーがつかまらないことが分かった。しばらく待てば来るだろうか。ただ、放って帰ることはできなかった。次の瞬間にはホテルまでお送りしましょうか、と声をかけていた。
    私の車は軽。大きなトランク2つとおふたりをなんとか乗せて、宿泊予定のホテルまで走る。お聞きしたら、日本だけでなく、海外の教会も巡っていらっしゃって、五島に来たのは初めてとのこと。初めての五島の思い出が、移動が大変で…なんてことにならなくて本当に良かったと思う。ホテルに到着した際には、もしかしたら、どなたかにご準備されていたかもしれないかりんとうをふたつ頂く。帰りには最中も買って帰ってくださったようで、ご帰宅後に丁寧なお手紙を頂いた。

    それから、年賀状のやり取りをさせて頂いたが、休業のはがきを送った後、奥様が作られた猫柄の可愛いポーチが娘の分と合わせて届いた。ご夫婦は猫と一緒に暮らしていて、娘も私も好きなんだけれども飼えないことをいつかのはがきに書いていたのを、このような形で寄り添って頂けたのがものすごく嬉しかった。

    教会と来島される方のお話から、思わず語ってしまった。

    かきぬまさん、10代の一冊にもご回答頂き、ニマニマしながら読ませていただきました。吉本ばななさん、私も読んでました!と言っても、妹が好きで読んでいたのを真似して読んだから、何となく妹のもの、っていうちょっとかしこまった感覚。物語は誰のものでもないののだけれども。それでも10代の私にもしっかり響いた。
    好きを突き詰めて3年次の論文として形に残されている、そのことが尊いと思った。好きを探求する、簡単なようで様々な事象に引っ張られてそう出来ないこともある中、かっこいいと思った。これは私ができないから受ける印象かもしれないけれども。
    その後、読みたい衝動が抑えられずに購入まで果たしたところが、また勝手にグッと来ました。

    そうそう、本オープン。

    仮オープンの第1回目の写真は春キャベツだった。
    今日までに5玉以上届いたそんな春キャベツを、昼にレンチンして塩とオリーブオイルのみで頂く。30代の頃はキャベツだけでなく、冷凍コーンを加えてマヨネーズをかけてしょっちゅう食べていたことを思い出しながら。
    私だけがムシャムシャとうさぎのように食べていたら、娘も気になったようでそばに座って可愛い大きな口を開けた。そこに入れてあげようとすると、つばめの赤ちゃんのように小さくついばむ。まずは味見。どこまでも慎重派な娘。どうやら美味しかったようで、箸でつまんだ分をすべて食べた後もその場を去らないので、残りも食べるか聞くと元気に頷いたから、残りは譲り私は豆ごはんを頬張った。今季2度目。こないだ買ったグリンピースを半分残していた。

    春の味覚、満喫。とうとう、たけのこは拝めぬまま、水煮でご飯と味噌汁を味わうにとどまったのが名残惜しいが、春はもう終わり。

    近頃こちらでも目に付く鳥さん。さきさんの野鳥トランプも可愛かったし、海秋紗さんの本の中身に驚いた。そういえば、鳥の本や図鑑って開いたことがないから、すぐそこで鳴く鳥の名前すら知らない。最近は窓を開けていることが多いから、鳴き声が賑やかで、五島はあちこちから何種類もの鳥の声が響いている。近くは連日すずめの元気な会話から、ホトトギスはもうだいぶ前から鳴いているし、つばめのさえずりも活気がある。他にもたくさんの声が届くけれど、山の方からはキジが元気にケーン!と叫んだかと思えば、アオサギのグワァッという声にはいつも驚かされる。

    旅行から戻ってから、生活サイクルが朝方になっていて、今朝は7時前に起きてきた娘は夕方に少し寝たものの、夕飯時には目が二重になってとろんとしていて、もう寝てしまった。私も本を読んだらだんだん寝ようかな。一昨日の夜から、丁度寝転んだ位置から月がよく見えるものだから、カーテンを開けて月明かりで寝ている。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

    Instagram

    ©30YEARS ARCADE