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    島縞

    島縞
    シマシマ

    どこまでもあたたかい

    日記を書くようになって、ものごとを何となくやり過ごすことが減ったように思う。
    些細なことにも立ち止まり、面白がったり考える時間がある。

    皆さんの日記を読んでいてもそう。
    サイコさんとかきぬまさんのやりとり、こちらまでホクホクさせていただいた。

    今日は、パソコンとにらめっこしていたのだけれども、その先に娘と娘の家族(私は友人だと思っていたが、家族だと先日説明を受けた)のレッサーちゃんの横顔が並んでいるのをしばらく見ていた。
    同じ方向を向いて、動画に夢中の娘はたまにニヤニヤして私には気づかない。
    その表情、レッサーちゃんに同じものを見せたい娘の思い、どちらも愛おしくて。

    この場面、俳句がひとつ出来そう。なんちゃって俳人の誕生である。

    夕方は、仕事をする私にじゃれてくる。自分のくしとゴムやピンの入ったポーチを持ってきて、私の髪を触り始める。
    結んだ髪型を見て、可愛いという娘。「〇〇(自分の名前)の持ってるピンクのチークが似合いそう♡」だって。
    写真のこれは、母のために手作りしてくれたパックだって。
    母のことを可愛いと全力でいつまでも褒めてくれる、唯一の存在。ありがとう。

     

    この2ヶ月ほどサボっていた夜のストレッチも再開した。
    動画と同じポーズをする私のことが、娘には可笑しく映るようだ。
    四つん這いになったりして床と私の間に隙間が出来ると、そこに入ろうとする。
    そんな自身の行動に爆笑していたりするのが、こちらはまた可笑しくて笑ってしまう。

    夜のあたたかい時間が戻ってきた。

    今日は、原田マハさんの「星がひとつほしいとの祈り」の短編をひとつ。
    こんなところに主人公の情動が転がっている、そんな表現を見つけては胸がギュッとなる。主人公の心の動きと、作家の込める思い、意識が行ったり来たり。
    電車が停まるその先には、何があるんだろう。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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