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    島縞

    島縞
    シマシマ

    9年ぶり、手首の痛みの理由

    気持ちのいい朝。
    缶・ビン・ペットボトルの回収日、外に出ると羊雲みたいなのが少しだけ浮かんでいた。青と白がきれいで、そんな風に思える余裕が心地よさをさらに増幅させる。
    おうちの窓をすべて開け放つ。しまいたかったカーペットを洗って干す。

    飛び込んでくる仕事をこなしつつ、「団地のふたり」を読みつつ、この状況に贅沢な暮らしだと思う。

    最近写真を撮っていなかったから、ベランダに出てピーマンの花を写す。

    あまりにも清々しくて、片付けを更に進めたくなった。
    実は、これまで一度も通帳の処分をしたことがない。改めて数えてみると30冊。初めての通帳は郵便局の縦型のもの。その色とリスのキャラクターが時代を感じさせる。正直、確定申告以外で一度も見返したことはない。もしもに備えて捨てられずにいた。でも、もしもなんてない。手放すのは今だと思った。

    ダイニングにハサミと通帳の束を持ってきて、動画を観ながら切り刻み始める。何時間作業しただろう。やる、と決めた時の私の集中力はすごい。あっという間に親指の付け根にやわらかなマメが出来た。

    かなり切り刻んだと思ったのに半分だった時は挫けそうになった。けれど、始めてしまったら全てやってしまわないと終われない。夕食の準備前にやってしまえた時はガッツポーズだった。
    けれど、この夜、そう今、支障が出ている。背中が、肩が、腕が、痛い。早く寝たい、けれど娘がまだ寝ないから寝られない。
    キーボードを打っていても、赤ちゃんだった娘を常に抱っこしてた時と同じくらい、手首が痛くてつらい。

    「団地のふたり」の続きを読んで、気を紛らわせることにする。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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    ©30YEARS ARCADE