陽の優しさと窓からの眺め
今日は甥っ子が泊まりに来ている。 娘と2ヶ月違いだけれどもひと学年下のクラス。双子のように育ったが、学校に入るとこの学年...
島縞
シマシマ
2025年7月30日
昨日のお風呂で、娘とひと悶着あった。
前の日に入れた入浴剤について、私と娘の記憶が食い違う。
娘が急に無口になり、私より1.5倍かかる洗い作業が、私より早く終わった上に、私が湯船に浸かるときには出てしまった。「昨日と同じ入浴剤を入れたの?」とか、どうでもいいことなのに。母はまたひと言多かったかしらね、そんな風に反省していた。
記憶ではなくて認識が違っていたことに気付いたのは今日のお風呂タイム。
私より少しだけ早く洗い終わって、今日は勝てたと喜んで湯船に浸かる娘が、「本当は勝ててないけどね。おかあは顔を泡で洗うから」と言う。
自分の勝ちがフェアじゃない、と言いたいみたい。勝ち負けではないのだけれども、同世代とのそういう競い合いがないから、母がその代わりを担っているのかな。
一緒に湯船に浸かったら、ちょうどいい湯の深さになる。
「やっぱりふたりで入るとちょうどいいね」って言ってくれる娘の優しさよ。
入浴剤入りの湯がついた身体を、シャワーで流してお風呂を上がろうとする娘に、さりげなく昨日のことを聞いてみた。
「昨日は、かあが同じの入れたこと指摘したから嫌だったの?」
「ちがうよ」
「言い方に傷ついた?」
「だからそうじゃないんだって。怖かったんだってば」
「怖いって、どういうこと?」
「だって、かあ昨日甘い匂いのにしたから、今日はさっぱりミントのやつにするって言ったじゃん。だからクロミちゃんのを選んだのに、同じやつだっていうから」
「あ、そうか。お母さん、同じ種類のは全部甘いと思ったから、クロミちゃんのほうの入浴剤にしたんだよ。そっか、かあがサッパリするの入れるって言ったから、ミントのやつだと思ったんだね」
娘は、私との会話が噛み合わないことを『怖い』と表現した。まだ語彙がそんなに揃っていない娘にとっては、気持ち悪いこともモヤモヤすることも、すべてが『怖い』になる。
娘のそんな気持ちに気づいて、それに言葉を添えられる体験を一緒にできることがとても嬉しいと思った。
日中、一緒にみた動画で私がよくわからない言葉が出てきたので娘に聞いてみたら
「それはね、うん、わかるんだけどね、ちょっと説明するのが、ちょっと難しいからね。ちょっとスマホで調べてみようかな」
知らない、分からないは使わない。
何となく使って、知った風な言葉を、こうやって一緒に知っていけるのも、また嬉しく、しあわせなことだ。
追記!
emiさん、おめでとうございます!今年1年もご機嫌な毎日を☆
ソフィーさん、イタリアへ戻る際の限られたなかに、五島のものたちが入っていること、五島民としてなんとも誇らしいです。