月がついてる雲
日中、外に出ることがあまりないものだから、見上げるのはゆったりした気持ちの朝か夕の空。 日中のもくもく入道雲も好きだけれ...
島縞
シマシマ
2025年10月12日
久しぶりにパソコンを開く。
きっと台風の影響もあるのだろうけれど、今回の偏頭痛は酷かった。最初、頭が痛い症状がなかったものだから油断していた。偏頭痛の周辺症状が先に出たものだから、PMSとか貧血とか、ただ気分が重いんだと勘違いしてしまった。辛かったけれど、偏頭痛のせいだったんだと思ったら、ホッとした。とことん落ちていくのかもしれない恐怖があったから、それに理由があったことが自分でもびっくりするくらい安堵に変わった。
そして、事務連絡に合わせて近況確認してくれる店主のおふたりの優しさにも救われた。書くことに向き合おうとした時、三十年商店という場所に出合えた、その偶然のような必然のようなそんな出合いに度々感謝していて、今回もそんな出来事のひとつとなった。
今日は久しぶりにサンドイッチを味わう。以前ここでも書いた、手作りサンドイッチ。昨日の晩ごはんの残り物のコールスローを挟んだ、娘も私もお気に入りのサンドイッチ。目玉焼きとベーコンと、ケチャップとコールスロー。娘の方の三角にだけチーズを挟み込んでいる。いろんな食感や風味、味を挟み込んだサンドイッチ。今日みたいな日に、そんなサンドイッチをコーヒーと一緒に味わうことが出来てよかった。ただ美味しいですまなかった今日のサンドイッチ。読み返したときに、何を感じながら食べたのか、フックになればいいなと思って書き残しておこう。
画面酔いするからパソコンやスマホは見れなかったけれど、調子の良いときには本は読めた。
宮下奈都さんの書く文章が大好きなのだけれど、『羊と鋼の森』にはなかなか手が出せずにいた。ちゃんと書いていることを理解する自信がなかったものだから。じゃあ、今なら理解できるのか、といえばそうではないのだけれど、読みたいと思った。本当は購入してからと思っていた。宮下奈都さんは応援したい作家さん。だから、ちゃんと購入して読みたいと思っているのだけれど、どうしてもすぐに読みたかったものだから、今回は図書館で借りておいたのを読んだ。
哲学科で学んでいるからなのか、もともとそういう感性を持っている方だからなのか、感情や感性を言葉にして届けてくださるのが、もうたまらない。起きたことを書いている中に、登場人物の感情が宮下さんでしか表現できないような言葉で紡がれていて。その繊細さやみずみずしさのようなものが、グッと私の心を掴んで離さないんだな。私では、その表現力の素晴らしさを語り尽くせないのだけれど、それでも今日はなんだか書かずにはいられない。拙い言葉ではあるけれど、そんな日があってもいいか。書きたいから書く、それでいいんだよって背中を押していただけたから、書こうと思える。なんてしあわせなことだろう。
さあ、まだまだ図書館で借りたり、買ったりして、読んでくれと言ってる本がたくさんある。具合が悪いと転んでいる場合ではない。体力つけて、偏頭痛に負けない自律神経を整えてあげないと。
ところで、今朝はアマプラで『雨と君と』ってアニメを観た。特段なにか特別なことが起こるわけでも、事件が起こるわけでもない。でも、季節の花が綺麗に描かれて、雨の音と粒がとてもきれいなお話。その感覚わかるな、とかアニメや漫画だとイラストで表現するところを、言葉にしたらどんなふうに表現できるんだろうとか、想像力を駆り立てられるお話だった。静かだからこそ、こちらの心の声をどんどん引き出してくれるようなお話だった。漫画を買おうかどうか、検討中。『怪獣8号』を手に入れたばかりだから、ちょっとお金を使いすぎていて躊躇している。『鬼滅の刃』の映画を観るために、船にも乗って出かけてもいるしね。とりあえず、Amazonのカートの中に確保している。今回のイベントの特別ポイントが入ったら、1巻をそれで購入してみようか。