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    島縞

    島縞
    シマシマ

    ほんの少し出かけるだけで、スペシャル

    昨日は、皆さんの日記をお布団のなかで読みながら、さて自分も書こうかとしつつ寝てしまった次第です。

    夜は、久しぶりに魚を食べました。鯖の味噌煮です。
    ただ、ひとつ残念なことがありました。めんつゆがたくさん余っているため、みりんをめんつゆで代用しようと思い、切れたみりんをしばらく買い足さずにおりました。
    そしたら、なんか甘みが足りない。うちの味噌は甘めのはずなのに、です。ちょっと味噌を入れすぎてからくなっちゃったかな。
    お魚の煮付けには砂糖のコクを足すのは、母から習っていたけれど、それをたくさん入れるのは違うのです。ここで必要だったのは、間違いなくみりん。
    初めて、みりんを買わずに後悔した日となりました。

    ここまでが昨日の日記。

    ここからは今日の日記。

     

    優雅にルイボスティーを飲みながら、書いている。

    書く前に覗いたInstagramで、吉本ばななさんが最高傑作だとおっしゃっている文庫本を大好きな古本屋さんが紹介していた。すぐさま明日の開店時間を調べれば、明日は朝から開いているではないか!早速買いに行くことに決めた。
    そのまま下にスワイプしていくと、今度は大好きな映画のDVDばかりが並んだ写真が目に飛び込んできた。
    こ、これは!あまり『いいね』もコメントもしないのだけれども、こればかりは興奮と感動のあまり『いいね』してコメントまで残してしまった。

     

    今日はなかなか娘が起きてこないなと思っていた。それで、しめしめと仕事に集中していたのだけれども。
    実は娘は起きていて、母が起こしに来るのを待っていたらしい。それなのに、聞こえてくるのは打ち合わせの声とキーボードを打つ音だけ。堪忍袋の緒が切れた娘が、寝室からこちらをジトッと見ているのに気がついた。
    「起きたの?今日はたくさん寝てたね。」
    母は気楽に声をかけたものの、娘の表情は曇っている。
    「こっちきて!」
    言われて向かえば、急にごうごうと泣き出すではないか。「なんで早く起こしてくれないの!今日はお出かけするっていったやん!」
    確かに約束していたけれど、気持ちよさそうに寝ているし、起きてから行けばいいと思っていたからそう伝えるけれど、いっこうに泣き止む気配がない。
    このときは、お出かけする約束していたから、もっと早く起こしてほしかったのだと腹をかいているだけだと思っていた。
    でも、起きて起こしにきてくれるのをずっと待ち構えていたのだ。そりゃ、泣くか。
    その状態で10分はいたのではないか。ようやっと落ち着いたところで、どこに出かけようかと声をかけて準備を済ませた。
    「好きなもの食べに行こう!」と伝えると、週末に甥っ子が買いに行こうとしてやめた話が頭に残ったままのクレープを、買って食べることにした。

    クレープは甘いし、買った後に持ち続けなくちゃいけないから、先に飲み物の調達へ。

    そしてどこで食べようかと悩む。街中にある公園は案外駐車場がないものだから車の置き場に困る。ちなみに今日は妹から車を借りていたので、それでお出かけができた。

    なので、ちょっと離れた公園へ向かって車を降りたのだけれども、風が強いわ冷たいわで結局車のなかで食べる。お互い一口ずつ分け合って、その後は口の周りいっぱいクリームつけて。
    母は先に食べてしまい手持ち無沙汰で、妹に車を借りたお礼に車の中を掃除する。もらったレシートとか、甥っ子の食べたお菓子の蓋とか、色々落ちているのに一切気にならないらしい。
    私は私の車ではないのにすごく気になって、置いてあるCDもきれいに揃えたり、後ろに乗せている釣具セットを後部座席に乗り込みやすいように置き直したり。
    スッキリした頃、娘は「もう食べられない。」と3分の1程度を残した。

    おうちに帰りまだ残っている仕事をしている横に、娘がやってきた。
    「今日は楽しかったね。」と言う。お出かけと言っても、ただクレープを買って車のなかで食べて帰ってきた、ただそれだけだったのだけれども、娘には心に残る経験だったらしい。
    しばらくその並びで、娘はイラストを描いた。私も楽しかった。

     

    晩ごはんのあと、皿を洗いながら明日は水曜かと考えていたが、第5週はゴミの収集が燃えるゴミしかないので、明日はゴミ出ししなくていい。
    ゴミのない日はもちろんゴミ出ししないのだけれども、ゴミの収集自体がない日はふわっとやわらかく安息を感じる。それだからこの週は好き。思った以上に負担に思っていることにも気づく。
    小さなストレスって、生活の中にころがっているものだ。

    今日は1日の終わりに台所の排水口の掃除ができた。
    できるだけ毎日やっているけれど、これができる日は調子も気分もいい。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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