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    島縞

    島縞
    シマシマ

    ワクワクに素直な血筋

    そう言えば三連休だった。
    そう言えば10月は終わり、11月になっていた。
    明日は火曜か〜。

    母と恒例の週末買い出し。
    空港に用事があったので寄れば、飛行機が長崎に向けて離陸の準備をしている。母は離発着の瞬間を見るのが大好き。私の用事が終わるまで、飛行機を見ていると言う。ワクワクすることに真っ直ぐな母。そういうところ、とてもわかる。
    ちなみにダジャレが大好きで、笑いの壺の到達点はかなり低い。よしもと新喜劇が大好きで、大人になってから一緒に観に行ったこともある。小学3年生の甥っ子と変わらない精神年齢、と言ったらなんか悪口のようだけれども、とにかく無邪気なひと。ただ、変なところ頑固だからちょっと面倒なのだけれども笑。

    用が済んで母が待つところまで車で行く。屋上からも見れることを教えたら、「え?屋上は誰でも登れるの?いつでも登っていいの?それなら屋上から見ればよかった。」と。知らなかったのか。今度時間があえば、ぜひ登っておくれ。

    その母と、空港に行く前に図書館に寄り、『島を花いっぱいにする』イベントで無料配布していたパンジーの苗をもらうために並ぶ。こういうの、すごくワクワクするところは私も母の血を継いでいる。

    これは、夏野菜が終わり空っぽになったベランダのプランターに、明日娘と植える予定。冬のお花パンジーは大輪がとても可愛い。ビオラも小ぶりでキュート。どちらも娘の好きな花。

    この時季はどこに言っても金木犀が咲きほこっていて、甘くて優しく包んでくれる香りがどこかしこに漂っていて、鼻がその香りを察知する度にしあわせな気持ちにさせてもらえる。

    植物は大好きなのに、その距離感をうまく図れず上手に育てられないのは、小さな悩み。
    娘がサボテンを育てたいと言っているけれど、からしてしまいそうでなかなか踏み切れずにいる。

    そうだ!とうとう今秋初の秋刀魚を購入した。明日焼いて食べるのが楽しみでならない(けれど、鍋も食べたくて、贅沢な悩み)。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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