太陽に勝る日々
同じ時間に起きていても、少しずつ太陽より起きるのが早くなってきた。 まだ暑い日は続くけれど、確実に秋の足音が聞こえている...

島縞
シマシマ
2025年11月21日
朝晩は冬だけれど、日中は小春日和な1日だった。
窓を開けていても寒くて縮こまることなく、日向ぼっこが気持ちいい。
こんな日は本を読もう、と図書館で借りていた内田也哉子さんの『BLANK PAGE』を読む。
喪主として、こんなに正直に、でも参列者の方への感謝が伝わることばで語れるなんて、とほわっとため息が出た。
なかなか、悲しむ自分に酔っている感なんて一切無く、ただそこに集まるみんなとそこに漂う空気を共有していたんだろうか。
こんな風に思っている自分が、少し冷めているようにも感じたりして。
対するひとから感じることも、そこからあふれる自分の感情も思考も、こうやって言葉にして表現できること。
私も、自身の中を言葉にしていきたい。
昨日、娘がひとりで寝れたと書いたが、その夜はやっぱりふたりがいいね、とマットレスを再び並べた。
横になって、目を合わせながら話をする時間が愛おしく感じたのは、頭の中にグルグル巡るタスクがなかったからかもしれないし、やっぱりまだ娘と並んで寝ていたいという自分の願いのせいかもしれない。
その夜、娘の足がマットレスの境を侵入しガンガン私の足を蹴った。
朝にには狭ぜましく起きたけれどそれもまた今だけのことと思えば。
背伸びして、こたつでぬくぬくとパソコンを開いた。