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    島縞

    島縞
    シマシマ

    頭は忙しいけれど、ワクワクな週

    わが家に、なんと車が来た!

    ちょうど一年前、わが家に車は贅沢すぎる⋯と娘と協議を重ねた結果、年明けてから手放したのだった。
    思い入れのある車であったけれど、妹に受け継がれているので別れてしまった感覚はなく、なんならたまに乗らせてもらっていた。

    この秋、ちょうど涼しくなりだした頃から娘が外に出たがるようになった。
    それまで買い物は週一、母に連れて行ってもらって済ませていた。
    でも、娘が出かけたい場所が少しずつ増えていく。
    歩いていくこともありつつ、帰りはチョイソコやタクシーを利用したりしていた。最初は贅沢しているように感じていたけれど、車の維持費に比べれば微々たるもの。

    だがしかし。
    もっと自由に外に出たい、遊びに出かけたいと言い始めた娘に、なるほど車が必要になってきたようだと思い始めた。

    そうは言っても、懇意にしている車屋さんがあるわけでもなし、中古車といえど何十万の出費。どうしようか、と思い悩んでいた。

    そんな10日前。
    友人がふたり遊びに来てくれて、それぞれのことを話していたときのことである。
    ひとりが、なかなか車の引き取り手さんがなくて、というではないか。どういうことかと話を聞けば、これまで乗っていた車が庭にずっと停められたまま、持ち主を探していると言うではないか。
    私、車を探しておりますが!と名乗りを上げ、あれよあれよと今日の夕方、わが家にやってきた。
    こんなこと、あるんだねえ。

    譲っていただき、娘とふたりの帰り道。
    ふたりでフワフワしながら、「わが家にまた車がやって来たね。」「嬉しいね。」「来週は、お友だちのところに会いに行ってみようか。」なんて。

     

    今週はお仕事がてんやわんやで、車がやって来てフワフワで、頭が大変なことになっている。

    それでも週末はやってくる。
    ひと月前から計画していた日が、とうとうやってくるのだ。
    ようやっと支度を済ませてしまった。
    明日に備え、早く寝ることにする。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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