ぬぁぁっ!
昨日の日記から一夜明けた風景。そう、人生...
Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2024年8月8日
イタリアの病院は、あんまり暗い感じがしない。
なんでかって考えてみたところ、みんながワイワイガヤガヤ話してるからかな、と思った。日本は病院に限らず、電車とかもしーーーずかだね。
もちろん、いろんな思いを抱えて病院に来ている人だらけなんだろうけど、入口にあるカフェでいつもと変わらずまずカフェ、とかカプチーノを飲んでいるイタリア人たちをみると、ちょっと元気をもらえる。
45歳を過ぎたので、ロンバルディア州の保険局から乳がん検診に呼ばれた。
6月にマンモグラフィー、つまりX線検査(胸をギューッと押しつぶして取るやつね)をやって、そのあとのフォローアップでエコーの検査があるという。ほんとはマンモグラフィーのすぐ後にやらなきゃいけないプロトコルらしいが、私は日本に2ヵ月行っていたので、電話口で予約係の女性が「なんてこった」というような反応をしながらも、イタリアに戻ってからのすぐの予約を取ってくれていた。
イタリアの健康保険システムは、住んでいる州によってサービスの手厚さに差があるものの、基本は無料だ。日本みたいな国民皆保険があるわけではなく、その分、働く人は税金をたんまり取られているので、医療費がタダになるというわけ。だからといって日本みたいにはいかないところが、ミソだ。
医者に診てもらいたくても、当日なんて無理、ということはたっくさんある。言わんがな、大きな病院での検査となったら、数カ月、半年待ちは当たり前。
それをファストパスのようにスキップできる仕組みがあって、プライベートの保険に入ってると、料金を払うことで早くドクターに診てもらえたりするルートもある。やっぱり、資本主義だ。
今回のドクターは女性で、私が日本人だと知って「去年日本に旅行に行ったのよ〜」とめちゃくちゃ嬉しそうに話しながら、私の胸と脇にジェルを塗りエコーをし、最終診断してくれた。そういうとこも、ちょっとカジュアルでなんか良い。
目の前にいる相手と、対話すること。きっと、話す内容なんて、なんでもいいんだ。それで、その瞬
イタリア・ベルガモ/45歳