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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

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    イタリアに戻って5日がたち、ようやく何か書けそうな気がしてきた。

    まだ消化しきれているというより、うねる波のなかで息をし続けている感じがする。それでも、2週間離れ離れでも元気に学校に行き続けてくれたソフィの顔を見るだけで、生きていてよかったと思える。

    自分がなぜこの世に生きているのか、どのような経緯で生まれてきたのか。それをはたと考えることになった新年の幕開けだったように思う。

    ひとつだけ、クリアにわかったことがある。

    それは、人間ってあっけない。樹木希林がこう言ったそうだ。

    「ひとは、いつか死ぬのではなく、いつでも死ぬの」

    和尚さんが父の葬儀で講話してくれたことだ。そう、ほんとにいつでも。

    だからこそ、いまできることを、めいっぱいやっておくこと。それだけなんだと思った。

    今回の一時帰国で会うことができた友人、いとこ、親戚のおじちゃんおばちゃん、96歳でまだまだ元気にしてくれている母方のばあちゃん。そして、母、弟、彼の妻、おいっこふたり。みんなに、めいっぱいハグをしてイタリアに帰ってきた。

    日本ではみんなハグをしないから、びっくりしないように、ちゃんと理由を説明して抱きしめさせてもらった。父とは、夏に帰ったときにハグはできなかったから。後悔しないように、みんなが元気なうちにギュってした。

    かきぬまさん、レシーヘンちゃんをはじめ、あったかい気持ちを寄せてくれたみなさん、ほんとうにありがとう。

    家族の風景、わたしも好きです。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

    ©30YEARS ARCADE