戻ってきた気力
とうとう日常を取り戻した、と言ってもいい...
Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年2月4日
ソフィを学校に送って行くときに使っていた抜け道が、今週からクローズになった。7月半ばまで。イタリアではこういう案内を鵜呑みにはせず、だいたい2ヵ月遅れくらいで完了すれば上出来、くらいの感じだ。
なので、いまから9月に新学期が始まるまで、街中の道を通ることになる。
案の定、一本抜け道が閉ざされただけで、唯一残された道に車が大集合した。
いままでなら15分でたどり着いた学校が、いまは30分かかる。倍…
自分だけがこのクローズによって引き起こされた渋滞に巻き込まれているわけではないことは明らかなんだけど、これが毎日続くのかと思うと、ほんとにストレス度が高まる。
いつ終わるかわからないプロジェクトってフラストレーション溜まるけど、「たぶん9月くらいまでつづく工事」というのも、ゴールが不明瞭である。
こんなの、日本だったら2カ月くらいで工事終わらせるだろうな〜って思う。でもここはイタリア。彼らなりの時間の流れがある。
別件で、わたしたちの住むエリアの道を塞ぐ工事が9月から始まっていて、それも12月中には終わる、ナターレ(クリスマス)には開くよ。と言われていた。この道も、いまだに工事が続き。人々は、2月末には。と言っているけど、きっとこれもまだ数か月続くんだろう。
イタリア人の気の長さには、逆に頭が下がる。「しかたなし」という、自分がコントロールできない領域に対しての潔い諦めがあるんだろう。だって、しかたないんだもん。
なんでもスムーズに事がまわっている日本は、その分、たくさんの人が大変な思いをして汗を流して働いてくれている結果だということを、しっかりとかみしめたい。イタリアでは、大変な思いまでして人は働かないという結果なんだろう。一長一短あるね。
イタリア・ベルガモ/45歳