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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    breakfast at Tiffany’s

    土曜日は、ソフィが朝からスキーに行く日。私も一緒に6時に起きて、いつもの土曜日のようにピザの生地を仕込む。

    発酵させている間は、ひとりで好きなDVDを見る時間にしている。今回は、図書館で借りてきた“ティファニーで朝食を”。てっきり観たことがあると思っていたけど、どうやら私は人生初にこれを観たのだった。

    オードリーヘップバーンの時代を超越したかわいらしさと、NYの街並み、5th AveのTiffanyの光景など、きっとどこかで目にしていたから、映画も見た気になっていた。

    感想としては、こんな感じ。

    1961年のフィルムなのに、なんでこんなにオシャレなんだ。

    オードリーの服を着たい。5番街を歩きたい。もう一度、ニューヨークに住みたい。

    音声を後で吹き込んだのがリアルに伝わってきて、時代を感じる。なんだか舞台を観ているような感覚になった。演技がちょっとばかり大げさなのも後押ししているかも。

    日本人を風している役の男性が出てくるが、あのステレオタイプはちょっと違和感。自分が日本人としてイヤだと感じたというよりかは、当時の映画製作者には、日本人がああいう風に映っていたのだと思うと、へぇーって思う感じ。

    知らないって、弱くて強い。ポリコレ的に言ったらあの人物描写はアウトなんだろうけど、トランプなら全然オッケーとか言いそう。自分が考えているトランプ像だって、きっと同じなんだろう。要は、よく知らないだけ。だから、当事者からすると誇張が過ぎるように描写されてしまう。

    5番街のティファニーだって、住んでいた頃に3回くらいは行ったことがある。今の夫とも一緒に行った記憶はある。それなのに、当時はこの映画を見ていなかったから、あの場面に思いを馳せられなかったなあ。もし、今度行くチャンスがあったら、きっとまた違った感覚になるんだろう。

    映画の中で、オードリーの恋人になる人がこう言ったのがこころに残った。

    ‘No matter where you run, you end up running into yourself.’

    昨日書いた日記をリフレクションするようなセリフだ。

    自分のアンテナがいい感じに立ち始めているから、こういう言葉にピンと来るようになってきたんだろう。認識しはじめたことで、よりレーダーの範囲が広まっていくというか、レーダーにキャッチできるようになっているということかな。

    ゴルゴンゾーラをたっぷり載せて焼いたらすごくいい感じに仕上がったピザ。角っこのちょっとオコゲになったところが最高にうまい↓

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

    ©30YEARS ARCADE