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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    after the 2nd negotiation

    12月半ばに、使っていたiPhone13のSIM機能(アンテナが壊れたらしい)が使えなくなってから、3か月。Appleストアの店員にも、街中の携帯修理屋のお兄さんにも「これは不運だったね〜。買い換えないとだね。」とお墨付きをもらってしまった。

    ユーロ稼ぎ頭の夫に相談したら、「全く同じ携帯を使ってるのに、オレのは全然動く」という意味不明なマウントを取られたうえに、めちゃ高かったから〜という理由もあって、直ぐにはGOサインを出してくれなかった。確かに、日本みたいな携帯キャリアから安く使えるみたいなシステムじゃなくて、SIM Freeを買ってるわけだから、彼の言い分もわかる。

    さて次の交渉ポイントはいつ来るか、と思っていた。

    お古のiPhone7にSIMを入れ替えて、外出の時は2つ持ってPersonal Hotspot で壊れたほうをつないでだましだましやってきたが、特に車を運転するときのストレス度が重なってきたので、いよいよ第二の交渉。と思っていた矢先、わたしが夫を乗せて車を運転するチャンスが到来した。

    車のモニター画面で「電波ナイカラ、ナビデキナイ」という状況を見せつけることができた。こんな不便があってはならない、と主張を繰り返して、渋々GOサインをゲット。私は何をやってるんだ。こんな毎日である。ユーロを稼がなければ、ずっとマウントを取られ続けるということか。

    と、わたしは何を書いてるんだろう。もう15年近く一緒にいて、わたしがロンドンの仕事を辞めてから8年くらいは100%に近い形で稼いでもらってる状況が続いてるんだけど、やはりちょっと自立してない自分の生き方には、段々とは慣れてくる。イタリア人の夫とは操る言語も文化背景も違うので、こういう交渉の幕は未だになくならない。

    わたしは虎視眈々と、夫相手に説得術を磨き続けている。どこかで生かせているような気もする。

    たまにレストランに連れてってくれることもある↓

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

    ©30YEARS ARCADE