けっきょく休みだった日曜
日曜、久しぶりにアラームもかけず目覚める...
Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年4月23日
ローマ教皇が亡くなった。わたしは信仰を聞かれたら仏教徒と答えるし、葬式や法事は仏教の方式でお経も唱える。
そんな私がイタリアに住んでからは、バチカン市国のカトリックがお膝元なだけに、キリスト教に触れる機会に満ち溢れている。
ソフィはまだ洗礼を受けてないけど、ほかのイタリアの家族はみなカトリックだし、クリスマスやイースターを祝う。
今日は英語で受け持ってるグループレッスンで、ローマ教皇の死についての記事を読み合った。コンクラーベと呼ばれる教皇選挙は、数十年に一度しか起きることはないので、この機に学んでおこうと思ったからだ。
日本人にはあまりなじみのないカトリック。宗教は人々の習慣、文化や考えかたにとても影響を与えている。英語を学ぶなら、言語自体をマスターするだけではなくて、こうした背景知識がとても大事だ。
世界に分布する宗教の地図から全体感を捉え、難しそうなテーマでもとっつきやすい映画を紹介したり、文章のなかにでてくる用語(比喩が意味すること)や、上級単語のイメージにつなげた覚えかたなどを交えながら、記事のメッセージを読み解く。
教えるだけじゃなくて、自分自身の英語の勉強もいまはこのスタイルが定着している。気になる英語の記事を精読しながら、背景知識を一緒に得る。chatGPTを使うようになってからは、英文法の解釈や背景知識のまとめもめちゃくちゃ簡単にできるようになった。学習者のひとりとしてはありがたいことこの上ないが、教える側としては、自分がどんな付加価値を付けられるのか?試行錯誤の連続だ。いまのところは、自分の体験談を交えて考えを述べることを付け足しながら作っていってる。
ビルゲイツが、この10年で先生という仕事が要らなくなる、というようなことを言っていた。たしかにそうなんだろう。では、人と人が交流するとか、対話するなかで必要とされることとは何なんだろう。そんなことを考えている。
イースターの始まりは、オリーブの木を飾り付ける。
そしてイースターを祝うミサでは、こどもたちが教会にたまごを持ち寄ってお祈りをする。みんなデコレーションしたりしててとてもかわいかった。
イタリア・ベルガモ/45歳