essay
今週でイタリアの学校は終業となり、来週からは3か月と1週間もの夏休みが始まる。長い長い夏休みだ。わたしたちは、終業ととも...

Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年5月4日

湖を散策していると、日時計がついているお家があった。テーブルでお花を売っているおじさんとおばさんたち。道の反対側から、私がソフィに日時計の説明をしていると、彼らもそれを見上げてた。
イタリアの湖畔や海辺にいくと、こんな感じのレトロな日時計によく出会う。かつて、いまみたいなデジタルな時計が無かった時代、人びとはのんびりと太陽が創りだす影を見上げながら、「そろそろご飯かね〜」なんて思ったのかな。
日ごろ、時間を気にすることであくせく感を自分で作っていることに気づく。
そういえば、デンマークではほとんどのお家に時計が無いんだって話を聞いたことがある。どうやって生活してるんだろ?
ちなみに、イタリアのお家にはあったり、なかったり。うちの義父母の家にはキッチンにどかーんと時計がある。予想通り、義母はとっても時間にきっちりしてる人。なんなら、針を10分早めているくらいだ。イタリア人はだいたい10分くらい遅れてくるタイプが多いけど、まあそれも人によるってこと。主語を大きくしちゃいかんね。
湖畔を散歩していると、洞窟のようなトンネルがあって、そこを抜けるとタイとか中国にありそうな光景が。グサっと切り刻まれたかのような岩壁がなんだかノスタルジック。


イタリア・ベルガモ/46歳