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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    echoes of the week

    今週の30年を読んで、感想をつらつらと。

    比喩ってすごい力を与えると気づいた「異国の地のマリオカート」。最初はなんだろ?って思ったけど、これ私が書いた日記じゃんってあとから気づいた、ダウンヒルの手作り車レース。

    蜂との戦いはもうめちゃくちゃ面白かった。ストーリーの始まりから終わりにかけてのなんとないシュールさというか、それがすごく染みた。実はうちでも今週、小さな小さな蟻んこがキッチンに列をなして闊歩するようになり、めちゃくちゃ頭を悩ませていた。ネットで何が効くかを調べて、手作りの酢スプレーをかけてみたり、お掃除のお手伝いさんにタルクを撒けばいいと言われて撒いたら、義母がそれを見てすごい剣幕で怒り始めたり…吸ったら身体に悪いんだってね。。たしかにあれは、もろに地べたをはう犬にも悪そうだ。

    天気が良くなってきたので、家の外には森からやってきた7センチくらいのオオスズメバチが舞うようになった。そいつらが巣を作る前に捕獲するために、ペットボトルに酢と砂糖とワインを入れて、家を囲む6本の木に括りつけた。そういう季節だね。緑もわっさわっさ生え茂っているので、ご近所さんでも庭師が大忙し。

    そして、せいろ。せいろはやってみたいと思いながら、スーツケースに入れて持って帰る覚悟がなくて今までやってなかった。今度、中華街にでも行って買ってみようかなと思ってる。魚の丸蒸しにネギ、ジュワッと油、想像力が活性化するわ〜。

    サルギナトーベル橋、スイスならイタリアに実は近いんじゃないかと思って調べてみたところ、スイスの一番北のリヒテンシュタインに近いところだった。イタリアから頑張って北上したら、車でいけるかも。いつか見てみたいなと思う。

    向かいの家の解体の話。これは、自分が父親を亡くしたときに遺産の話になって、すごい考えたことだった。田舎の無駄にでかい木造建築70年ぐらいの実家に、いまは母がひとりで住んでる状態。使ってない部屋だらけ、隙間風が吹いて冬めっちゃ寒い、夏は熱がこもってとても暑いしどうするんだっていう話だけど、解体するにも自分たちが育った家だしとか、何かいろいろ考えると、決断をするのってとても難しいステップだなって思う。

    10代の頃に読んだ本、さっと思い浮かぶのは、太宰治の人間失格。そして、林真理子の葡萄が目に染みる。まだ自分がよくわからない年頃で、恋愛沙汰やら人間とはという、ごったなテーマを読んでいた気がする。いま考えると、自分がすごく狭い世界に居ることを知ってか知らずか、なんとか知らない世界をかじってみたいと思っていたんだろうか。

    金のブレスレット、蟻騒動でめちゃくちゃ怒ってた義母が10年ほど前にくれた誕生日プレゼント。MRIとかレントゲンで外さなければいけないとき以外は、ずっと身に着けてる。

    KEENのサンダル、いいね〜と思って、さっそくソフィにもポチった。もうすぐ届くはず、サイズが合うといい。寝ているときに、紙とペンでソフィの足を測ったんだ。

    なんか今はすごくどうでもいいように思えることも、後から見返したら大切な出来事だったんだなっていう振り返りができるっていうのも、この30年の特徴なんじゃないかなと思った。

    ソフィと学校までの丘をあるく途中で見つけた入口。いつもは車で登っちゃう丘だけど、歩いたら発見があった↓

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

    ©30YEARS ARCADE