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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    risk hedge

    レシーヘンちゃんと話したリスクヘッジ。深く考えずに反射的に言ったその言葉を、自分は一体どう捉えてるのかを深ぼってみよう。

    まずは、Chat GPTに聞いてみた。

    リスクヘッジとは、将来起こりうる損失やリスクに備えて、あらかじめ対策を講じること。リスクを避けたり、影響を小さくしたりするための工夫や行動のこと。

    具体的な例

    投資の場合:
    株が下がるリスクに備えて、価格が下がったときに利益が出る「空売り」を組み合わせるなど。

    ビジネスの場合:
    主要な仕入れ先にトラブルが起きても大丈夫なように、複数の取引先を確保しておく。

    ふむふむ。

    日本語だと、危険回避、リスクを避ける、という意味合いで捉えられることが多いのかもしれない。つまり、「やらない選択」になりがちなんだろうが、わたしはそうは考えない。それはただの思考停止だ。

    むしろ、逆なのだ。

    リスクを取りながら、そのリスクをどう乗り越えられるかを考えていくってことだと思ってる。

    この考えかたは、明らかにわたしが海外に住み始めてから習ったものだ。

    29歳で初めてニューヨークに住み、右も左もわからぬまま憧れと若さだけで何とか生きていた頃だ。

    外国人の友だちとボードゲームをしていたときに、わたしはこう言った。

    「間違えたくないから、その賭けには出ない」

    そこで周囲から一斉にこう反応された。

    「わお〜何言ってんの!やってみなきゃわかんないじゃん。リスクを怖がってたら、何も変わらないよ!」

    そんなことを英語で言われたのは理解できた。

    確かに、ボードゲームごときで何が怖かったのか。間違えることが怖い。それは、確かに自分のなかに存在していたものだった。

    あれから15年以上が経ち、いまのわたしは変わった。そう自分でも認識できる。

    リスクをまずは小さく取りながら、それをどう和らげられるかを同時に考え続ける。そうすることで、自分の望むディレクションに近づけていく。やりながら軌道修正し続けるってことなのかもしれない。

    レシーヘンちゃんの夫さんは、ほんとに欲望に真っ直ぐ。そうしながら、なんとかしてきた力は、ちょっとイタリアっぽくてわたしは好き。

    もちろん、それを叶えるためにレシーヘンちゃんが縁の下で踏ん張り続けてる(かなり先回りしながら)、その一部も知ってるつもり。

    リスクヘッジ、日本語でリスヘジになる日は遠そうだけど、短縮すりゃいいってもんでもない。リスクヘッジにおいては、ちゃんと考えないと始まらないことでもある。ひとりで考え、ふたりで考え、さんにんよにんで考え。

    三人よれば文殊の知恵。美しい日本語。

    写真は、リスクヘッジ談の翌朝に、リスクヘッジして新横浜ではなく小田原から新幹線に乗ったとき。

    ソフィは売店で見つけたリロ&スティッチの牛乳に大興奮。こういう小技はイタリアには無いね。

    顎を広げるプロジェクトが1か月経ち、前歯に明らかな隙間が。こどもの骨の生育、恐るべし。

    例えば、新幹線のリスクヘッジは、ドクターイエロー、自動運転制御、回送列車を停車させとくとか?知らんけど。これが思考停止となると、そもそもあんな高速列車は「速く走らないでください」になる。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

    ©30YEARS ARCADE