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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    the right to vote

    風早草子さん、おつかれさまです。

    たくさんの税金を投入して行われる選挙に、これからの日本社会を作っていく世代が「自分たちのこと」もっと言えば「わたしのこと」として、たくさん投票に向かいますように、と思いながら。国のまつりごとを全力で支えている人たちのことも、しかと認知しておきたい。

    岐阜の田舎町にも、選挙ポスターの掲示板が並び始めた光景を見て、あれ、なんだかイタリアは違うぞっと気づいたので書いておきたい。

    なぜなら、イタリアで街中に選挙ポスターがずら〜っと並ぶという風景を見かけたことがないからだ。

    さらには、選挙カーで甲高い声のウグイス嬢が叫ぶとかは無いし、候補者がスピーカーで呼びかけるような光景も見ない。

    逆に、地元の広場での対話型の活動は行われているようだ。確かに、テントを設置して資料配布してたりするし、ラリーみたいなのもの見かける。

    わたしはイタリア語がまだまだなので、それがデモンストレーション的なものなのか、政治活動なのかの区別が付けられないし、討論の内容すら分かってないんだけど。

    イタリアの場合は、名前と写真がドーンっていうポスターを貼って人物アピールをするよりも、テレビ討論やインタビューに出て日頃からどんだけ理のある話をしているかが重視されている気がする。

    選挙は派手を競うイベントではなくて、毎日どんだけ庶民のことを考えている人なのかを、わたしたち庶民が審判するための場なのだ。

    イタリア国民ではないわたしには、イタリアでの選挙権がない。アメリカでもイギリスでも中国でも、住んでいるだけでは選挙権は得られなかった。例え毎日働いて税金を払っていても、だ。外国人だからだ。

    そういう経験をして、選挙権があることの意味をすごく感じる。むかしの人たちが勝ち取ってくれた権利なんだけど、それを行使しない人だらけなら、いっそ義務化したらいいとすら思うわ。

    「わたしのこと」が、「未来のこの子のこと」につながってる。

    長良川でSUPをしている光景を見かけた。逗子葉山の海で見かけたのと同じ。レトリバーが気持ち良さそうに泳ぎながら、板から板へと移っていく。ライフジャケットがあるんだね、わんこにも。レシーヘンちゃんのソラも、いつか泳ぐよね。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

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