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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    an unexpectedly clear sky

    天気予報は朝から一日中の大雨だったのに、起きてみたら雨音がしない。夜のうちに少しだけ森を濡らして雨は過ぎ去ったようだ。

    ソフィをセイリングレッスンにギリギリ送り込み、夫とふたりで散策。風が吹いて肌寒いくらいだ。少しだけ山を登ったところにある、谷を流れる水流を目指す。

    わたしは高所恐怖症で、特に足元が見えるような鉄製の階段には足がすくむ。途中で夫に手を繋いでもらいながらようやく歩を進める。娘を預けている間だけの、ちょっとしたデート。結婚してからはそんな時間はほとんどなくなった。どんだけ歳をとっても手を繋いで歩くカップルはイタリアにはごろごろいる。わたしも実はそんな夫婦になりたい。あはは。

    夫が撮ってくれたわたしは、意外とリラックスしてるよう。向こうに見える鉄の通路がまあ怖かったけど、足元が頑丈な石のとこなら安心。

    いつから高所恐怖症を自覚したのかは思い出せないが、特に高い階段でグルグル引き摺り込まれる夢をたまに見たりする。飛行機は全然平気なのに、下が見える高さや水の深さはほんとに怖い。

    気づけば空には太陽が出ていた。山間の水辺の天気は、天気予報でも読めないのだね。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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