write something
イタリアに戻って5日がたち、ようやく何か書けそうな気がしてきた。 まだ消化しきれているというより、うねる波のなかで息をし...
Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年8月25日
ルナが発情期で気怠そうにしている。家のなかでひとりでゆっくりできそうな場所を探してずーっと寝てる。犬もホルモンの影響受けるのかな。生理のときのようなだるい気持ち、めちゃくちゃわかる。と、勝手に共感してみた。ルナとお話しできたら楽しいだろうな。「ソレがマウントしてくるのがウザいのよ、だからここで寝たいわけ」とか言ってそう。ルナ2歳半、ソレ1歳半。犬の一歳違いはでかいはず。たぶん、ティーンネイジャーと小学生くらいの精神差。
ソフィは今日から2泊で山のお家へ。義姉のマルタとノンニが連れて行ってくれる。ありがたや〜。ソフィと離れて過ごすのは初めてだ、と思ったら違った。年明けに父の葬儀で2週間日本に帰ったときが初めてだった。あれから8か月、早いものだ。
あのときは離れるのが寂しくて泣きじゃくったソフィに私も涙が出る寸前までいったけれど、今回は2泊だけだからか超ご機嫌で旅に出てくれた。山についてからは、マルタが写真をたくさん送ってくれる。鉄棒したりよじ登ってジャンプしたり、まさにmy little monkey.
わたしのパラダイス初日は、5回洗濯機を回して陽に干してアイロンかけて、がメインイベントだった。あとは、オッソブッコという仔牛肉のトマト煮込みを自分のために作った。玄関に裏庭のラベンダーを摘んで飾ると、いい香りがしてリラックス。
夜ごはんからのお風呂、乾かす、歯磨きを促す(実際には「やりなさい!」と何度もイラつきながら言う)というバタバタタイムが、ひとりだとこんなにもあっけなく済んでしまうのは、気楽を噛み締めると同時に一抹の空虚感さえ漂う。今夜はソフィに夜中に邪魔されることなく、ゆっくり寝て明日は何しようかな〜。アマプラで映画を観て昼寝して、ソファの女王にわたしはなる。
イタリア・ベルガモ/46歳