chestnut
栗の季節。わたしは岐阜県の出身なので、中津川のくりきんとんが恋しい。しっとりしていて、キメが細やかで。やわらかい舌触り。...
Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年9月7日
とこちゃんと王様の耳さんの弾けるような笑顔と青空に元気をもらって、さいこさんの花火で納涼を感じ、風早草子さんの秋刀魚の青い煌めきに秋を読み。レシーヘンちゃん長旅お疲れさま、寝れたかな?
今日はコモ湖を上から一望できる山登りをしようということで朝から出かけた。早起き練習のために日曜8時前に起きたわたしに「コモ見に行こう」と提案してきた夫。いつも急な情報でハッと目が醒める。前日に予定立てて合意しとくとか…ない人なのだ。それは分かっているから、逆に刺激になっているのかもしれぬ。
50分近く結構な傾斜の山道を登る。途中で飽きたソフィがいつもどおり「もうむり」と言ってくる。これはわたしだけに分かるように日本語。夫に聞こえたら文句言わず登れと叱咤されることを分かってるからだ。まあわたしも「あとちょっと」「ならここで待ってる?ママは登るけど」などと、激励なのか冷たいのかわからないことでお茶を濁す。自分も登ってるときはやっぱり辛いのだ。
なぜ山に登るのか、そこに山があるからだ。という誰かの言葉が脳内によぎる。いやわたしなら「登りながらあれやこれや考えが巡ったと思いきや、いつのまにか足元の歩み、呼吸と心拍の音だけに集中仕切って感覚が研ぎ澄まされる感じが、唯一無二だから」などと捏ねくりまわした答えを言うかしらと思った。
登り60分下り40分くらいの登山で、すばらしいコモ湖の景色を見れた。19,370歩。ここ最近で一番歩いた。
帰りは上から見た Lecco という街に寄る。塔の向こうに見える山の頂上まで行ったことになる。ふと頭上にヘリの羽根の鈍い音が轟いたと見上げたら、黄色い救急ヘリだ。ちょうど私たちがさっき登ってきた辺りで止まってる模様。3度行き来していたので、病院と山とのタッチアンドゴーをして数人の救助にあたっていたのかもしれない。山登りは危険と隣り合わせということを肝に銘じたい。
散策中に、ジャズのトリオバンドが演奏していたのが心地よかった。ソフィは水面に小石を投じてみたり、公園で側転しながら遊びに興じていた。28度の太陽は、直射日光は熱かったけど木陰は快適だった。幸い蚊はいなかった。
湖畔には自転車をチューニングするためのステーションがあって好きだと思った。充電できるプラグもあった。なんだか話し出しそうなロボットみたい。
イタリア・ベルガモ/46歳