la posta 12.4 euro
日本の郵便局に、行方不明の郵便物について母が聞きに行ってくれた。結果、彼らのほうでも行方を追跡できないということだった。...
Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年10月6日
のちの野良さんの、野食ハンター茸本朗さん「トドの刺身と脂身を喰らう」動画に見入ってしまった。トドは海馬と書くのだけど(ここからネタバレ)その理由が馬刺しに似てるからだそうだ。ジビエはとにかく血抜きが大事!とか、めちゃくちゃ生命力溢れてる映像を久しぶりに見た気がしている。
SNSに蔓延っている知らない他者を傷つけたりするようなメッセージを見るたびに、あーなんて無意味な時間を過ごしてしまったんだろうって思うけれど、茸本さんのそれをみたわたしの感情は全く違っていた。
なんと言うか、こころを突き動かされた。この不確実な世界を生き延びるには、きっと彼のようなサバイバル能力が必要なのだ。わたしにはすぐには身につけられない力ではあるが、そういうことに長けている人が発信してくれる情報に触れることで、今まで全然知らなかった世界があることに気づく。
ジビエはイタリアの地方や山に行くとよく食されている。例えばウサギはコニーリョって言うんだけど、メニューにコニーリョのロースト料理があると周りのイタリア人(私の家族だけかも)は沸き立つ。義母も料理するし、精肉店に行くと売っていたりする。
コロナあたりまでは義父が小屋に10匹くらい飼っていた。たまに得意げに「今朝締めたからみんなで週末食べよう」と言ってた。血抜きや毛抜きもしていた。わたしは怖くて見たことない。
日本からわたしの両親が来てくれたとき、コニーリョをご馳走してくれようとしたが、両親は「うさぎ食べるなんて可哀想」と言って断ってたのを思い出した。わたしも最初に食べたのは、カナダのケベックだったと記憶している。「えー!うさぎ食べるの?」とビックリするわたしに、当時は付き合ってた夫に勧められて食べてみた。
うさぎは、鶏肉にもっと深みのある味があって弾力がありながらもパサパサしてる感じ。パサつくから、たしか料理するときにはパンチェッタみたいな脂身を一緒に入れると義母は言っていた。
夫とソフィはコニーリョが大好きで、メニューにあれば大概それを選ぶ。わたしは、鶏肉で良くないか?と思うので、わざわざコニーリョは選ばない。
ジビエにあたるかわからないが、チェルボと呼ばれる鹿肉のワイン煮込みは美味しい。山に行くとだいたいあるメニュー。臭みはほとんどないから、茸本さんが言うように血抜きをしっかりしてるんだろうな。肉はたしかに赤黒い色をしてる。
コニーリョもチェルボ料理も写真が無かったので、いつかのTボーンを載せておこ。
イタリア・ベルガモ/46歳