faiths
信じるものがあるとは。 それがあると、なんになるのか。 自分にとって、信じるものがあると、どうなるんだろう。 わたしが信...

Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年10月29日
ツツイさんと風早草子さんの熊についての考察はとても興味深く読んだ。
この夏イタリアの山でも熊がハイキングコースの近くまで来ていたという写真がSNSに投稿されていたりしたので、日本に限った現象ではないように見受けられる。まだ街中まで出てきたというニュースは見ないけれど、そのうちイタリアでも同じようなことが起きるかも知れない。
アルプスを挟んで、イタリアに限らずスイスやフランス、オーストリアやドイツも山だらけだ。わたしが住んでいるところも、数十年まではオオカミが人里まで出て来ていたと聞いたことがある。
調べてみたら、イタリアのトレンティーノという山岳地域で毎年2回くらい人が熊に襲われているようだ。トレイルランナーやキノコ狩りの人たちで、その襲撃のほとんどが予期せぬ遭遇、特に子熊との遭遇が原因らしい。
さらに気になったのが、欧州では熊を撃つのか?
熊と人間が共存するための特定プロトコルによって管理されていて、やはりEU全域で熊は保護され、欧州らしいとも言える。
公共の安全、家畜や財産への深刻な被害の防止、個体数の管理などの特定の理由のために、保護適用除外ができ、その合法性については事後に裁判所が判断する。また正当防衛によるハントは捜査のため直ちに当局に報告しなければならないそうだ。
北米ではベアスプレーが合法だけど、ヨーロッパのほとんどの地域では違法らしく、確かに売っているのを見たことがない。なので野生動物当局が推進するのは、やはり回避がメインになっているようだ。
欧州の状況を見る限り動物の保護が前提になっていて、人の命を守るには法整備をして駆除も認めていく方向性も検討していく必要があるんだろうと思う。
当事者でなければ本当に日常に感じる恐怖なんて分からないから、外野からなんでもかんでも保護せよ、と言うだけなのはやはり違うと思う。なんとか秋田のみなさんの平穏が早く訪れますように。
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コレステロール値が下がって最近また解禁したチーズ


イタリア・ベルガモ/46歳