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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    searching the parking in the Italian blue sky

    今日はイタリアではPAPテストと呼ばれるのを受けに来た。日本で言う子宮頚がん検査、ロンドンやNYにいた頃はSMEAR テストと呼んでいた。違いがよくわからないけれど、検査する内容は同じに思える。

    9:30に予約が取れたので10分前に車で行ったら駐車場が満杯。近くを3ヶ所周ってみたけれど、同じく駐車場を探す車だらけ。初めて来たクリニックで土地勘もないからどうしようと思ったけど、時間が迫ってるからエイヤとバイク用の駐輪スペースにどかんと停めた。

    わたしのすぐ後に、セニョーラが乗り付けてきて「駐車場ないわよね、わたしはドクターなんだけどいつもこれよ」とぼやく。彼女は他の停めてある車の前を塞ぐように停めて「一旦これで」と言ってわたしをクリニックまで案内してくれた。あんまり長く停めてるとあなたのとこも駐禁取られちゃうわよ、と。

    予約どおりすんなりと検査が終わるのを期待していたが、結局40分待たされた。待合室でセニョーレたちがみんな駐車場が見つからない話をしていて、さっきのドクターも参加して「じゃああなたが検査終わったら、わたしの車をそこに移動して…」などとランダムな話し合いをしているのがイタリアらしい。

    そのドクターを待っていた患者さんは、ドクターの駐車場事情で30分くらい待たされていた格好だ。それを見ていて、わたしが待つのも仕方なしと思えた。待って待って待つのがイタリアの日常だ。

    検査をしてくれた看護師さんはとても親切で安心できた。うちの柴犬が仔犬を2匹産んだ話をしてなごんだ。

    帰り道に、たまに寄るカフェへ向かう。こちらもいつもの駐車場で市場が開催される曜日だったらしく、ご老人たちで賑わっていた。案の定、また駐車場探してグルグル回ってみたけど、このあたりは土地勘があるから焦らずに済んだ。路駐スペースを見つけてピットイン。

    ピスタチオのブリオッシュとモロッキーノで一息つきながらこれを書いてる。青空の色がまさにイタリアのアッズーロ。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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