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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    rose balsam is called “touch-me-not”

    ぴんぽいんとさんの昭和歌謡カラオケ大会を読んで、わたしはテレサテンの愛人、つぐない、中島みゆきのホームにて、ほうせんかを歌いたい、と思ったら父のことが浮かんできた。あんまり話す人じゃなかったしひとりで居るのを好む人だったから、わたしが大人になってから一緒に過ごしたエピソードはあんまりないけど、子どもの頃はまさに昭和の歌謡曲を一緒に歌ってた記憶がある。父と母は今のわたしより若かったのに、娘と歌謡曲ってなんか不思議な感覚に落ちいる。男女で歌うデュエットとか流行っていた時代だった。まだバブルがはじけてなかったんだろうなあ。

    風早草子さんのお母様が施設で過ごされている日記も、自分の家族だったらと考えるとほんとに悩ましいと思いながら読んだ。わたしのお婆ちゃんは、自転車で倒れて腕の骨を折ってから数ヶ月後に近くの病院の入口でつまづいて倒れて大腿骨を折って、それからはもう歩けなくなった。だから常に誰かが見ていてくれる環境にいる方が絶対的な安心と安全が確保できるのは、ほんとにそう思う。

    お婆ちゃんの看病で父が彼の姉妹との間で対話ができる人ではなかったから結局合意がとれず決裂して、最期はわたしの母がひとりで病院にお見舞いに行ったり洗濯をしたりしてくれていた。母にとっては嫁いだ先の家族だけど、ほんとうによく看てくれたと思う。わたしは遠くに居るから弟に様子を聞いてみたり外野からやいやい言うしかできないので、母にLINEでお礼を送ることだけした。その母の介護もいつかはわたしが向き合うことになるんだと考えるのは、いまは怖すぎてできない。

    今日はからだがダルくて頭痛もしてきたので家でぼけっと過ごした。月〜木曜日とソフィの習い事、金曜日の自分のアクアジムと、夕方にいろいろ詰まってる疲れが溜まってきてる。

    仔犬はぷくぷく成長してて、生きてるパワーが目に見えて伝わってくる。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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