exotic in a foreign land
ここは、どこだろうか… と、久しぶりに思った。 私が住んでいる、ベルガモという街。ここで学校に通う子どもたちの20%がイ...

Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年12月1日
今日は朝から通院。受付のお姉さんが若くて優しかった。いつもはだいたいシャガレ声のつっけんどんなおばちゃん達が待ち受けるので緊張しながら向かったのだが、ニコニコで迎えてくれた。着ているカーディガンすてきだね、と褒めてみた。
左肩の痛みに対して衝撃波を当てて、石灰化した部分を細かく砕く治療法を受けてきた。恰幅の良いおばちゃん先生が、どんな治療法で、どんなことをするかを説明してくれた。イタリア語だから半分くらいしかわからないけど、前もって日本語でも調べておいたからなんとなく理解した。
治療メモとして残しておく。
・石灰沈着性腱板炎
・体外衝撃波治療 (shock wave)
衝撃波とは、音速を超えて伝わる高出力の圧力波。衝撃波は、音響的特性が類似した物質内は直線で進み、音響抵抗値の異なる組織との境界で衝突し、屈曲、反射します。
超音波とは異なり減衰しにくいことから、より深部に照射することが可能なうえ、非連続な波形であることから、出力を強くしても熱が発生しにくい特長があります。
肩にジェルをつけたエコーみたいな機械を当てながら、痛みがあるかを聞かれる。痛いということは、そこにある石灰化したところに衝撃波が当たってる証拠らしい。たしかに、先生が位置を変えながら当てていくと、ドスンとした痛みがある箇所がある。そこに集中して当てていった。
最初に、いま痛みは1-10でどれくらい?と聞かれたので、2くらいと答えた。ある一定の角度で腕を後ろに動かすときだけめちゃくちゃ痛むのだ。痛みレベル2って、たぶんイタリア人にしたら医者に行かなくていいくらいかもしれないな、と後になって考えてしまった。日本人は痛みに強い気がするし、大袈裟に5くらいと言っておくのが妥当だったか。
先生に「治療は痛いですか?」と聞いたら、fastidio と返された。「不快」という意味で、施術中はまさにそんな感じだったのがわかって面白かった。先生はあえて、痛いという単語は使いたくなかったんだろうな。
全部で3回、週一でこの治療をやってもらう。もうすでに1回目でなんだか気分は晴れてきた。ほんとうに痛みが消えたかは、1月下旬に診察して判断してもらう予定。

ソフィの学校が終わってまたプールに急いで向かう。12月に入ったのだけど渋滞が無くていつもより5分くらい早く着いた。霧雨のなかを運転するのがけっこう怖かった。
イタリアでも12月になるとみんなプレゼントの買い物に出かけるのか、道路と街が混み始める。イルミネーションがシンプルでかわいい時期が始まる。

イタリア・ベルガモ/46歳