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    とこのとびら

    とこのとびら
    トコノトビラ

    今の彼女にフォーカスを

    シーツを洗ってさっぱり!普段はできないお風呂場の気になってた所きれいにしたりして過ごす。

    ダラダラ過ごす子供たちを横目に、一人ティータイムしたりして。

    ピントが全然あってなかった…。

    このインフルウィークの最中、重めの『告げるvol.2』があった。あぁ筆が重い。(手が重いというのか?)上手く表現できなそうで。いろんな人が読むかもしれない場所で書く必要があるか?でもその時の自分の心境や彼女の様子を日記に残しておきたいから書いておこう。

    先日の告げるはほんとの入り口で、あなたはターナー症候群ですよ。成長ホルモンを毎日注射しているのは背が伸びづらい性質を持つからだよっていう所だった。身長については成長ホルモンが有効で、147cmぐらいにはなれるみたいだし、女性なので、それぐらいの背の人は全然いるので、ターナーにおいて大きな特徴ではあるが、問題はそんなに大きくないと思っている。

    そして今回告げた、不妊の可能性が高いということ。最近長女がYouTubeで出産シーンを見ているのを見て、私の胸がざわついていた。その動画で痛みに耐えているの部分も見ていたのは知っていた。そしてまた私と長女が二人になった時間に彼女が問う。私を産むときもママ大変だったの?痛かった?と。そうだよと答える。私も赤ちゃんを産む時はそうなるの?と彼女が聞く。もう受け流したくないなと思って、深呼吸をして、ターナーの特徴で赤ちゃんを妊娠したり産むのは難しいらしいんだと伝えた。彼女はあの痛みをしなくていいのかと、なんと喜んでいた。上手く伝わってないなと思ったが、まだ今はこれでいいのかもしれないとも思った。

    彼女との『告げる』はまだまだ先が長く、次々とステージがあるし、何度も同じ話をしなくてはならないと思う。理解できる範囲がその時によって違うだろう。今回のやつ、親として一番胸苦しいのを一旦は伝えられて良かったと思おう。

    今時は子どもを望まない夫婦もあるし、二人とも健康であってもできない場合もあるし、望めば養子縁組などもあるし、お金があれば海外で卵子提供や代理出産もある。20年先には不妊の医療も進んでいるかもしれない。不妊治療の世界にいた者として、少しは知識はあるし、いろんな場合があるのは知っているつもりだが、親として娘が生まれつき子どもを妊娠できないという性質というのが一番きつかった。もういろいろ先を考えると迷宮に入ってしまう。1年泣いてきたが、起こってないことを思い悩むのはよしておこう。親の気持ちに重点を置かず、今の彼女にフォーカスを。子どもにできるだけ誠実でいたい。

    書き手

    とこ

    とこ

    千葉県船橋市/46歳

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