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    浮記

    浮記

    マトモがわからない

    昨晩は結局夜間救急。

    熱より何より呼吸機能低下のサインってのは素人には判断がむずかしく、夜間相談電話に2度相談した上で受診した。

    結局「夜間のいま特別なにか処置する必要はないです」という話で無事(?)帰宅。

    車をもたない我が家にとって中々遠い場所にある病院でしんどかったけど、あたたかい気持ちになったわけとは。

     

    タクシーの中でいちおう?なんのために?だけどGoogle口コミを読んだ。まあひどい言われよう。病院の口コミって意味あるのかなーと思いつつ、自分も産科選びのときに大いに参考にした。でも今日あらためて思いついた。病院くらいいい口コミしか書けないアプリとかあればいいのにって。

     

    長いこと接客業に携わっていたので、ひとの接客業の方たちへの態度についてうるさくなってしまう。だいじな価値観のひとつとして接客業の人へ横柄なら態度をとる人とはつきあえない。

    まあそもそも、日本の接客はいきすぎている、という話はおいておいて。

    じっさい夜間救急の受付・看護師・医師みーんな、優しかったんだよなあっていう話。

    殺伐とした空気の中にある温かさ。ホスピタリティとは違う人間が本来持ち合わせている最低限の温かさってかんじで、深夜1時しみてしまった。

    でもそれも切り取りにすぎなくて、ほっんとにたいへんな思いをして来たのにつらくあたられた人もいるのだろう。人間が働いているのだから日々変わるのは仕方ないことだよなあ、と。ましてや医療従事者に求めることなのか。一方で自分も医者の人とは思えないような態度に嫌な気持ちになったことはたくさんある。でもきっとそれはその人たちがおかれている環境のせいなのだろうと思うと、身近な保育士や別に会社員だって、なんか皆が気持ちよく働ける社会になんないかなーと果てしない気持ちになる。

    帰り際「明け方、また呼吸がつらそうだったら考えないで救急車よんじゃって」と看護師さんに言われたの、かんなり心強かった。

    呼吸器系は明け方が勝負。っての、今回肝に銘じました。母も兄も親戚も重めの喘息持ちで小さい頃から見ていた光景のはずなのに、我が子がもしかしたら死んじゃうんじゃないかっていう状況が、本当にこわかった。

    病院から帰ってきたら諸々薬が効いたのか元気いっぱいになっていた。ズッコケたいところだけど、1日ぐったりだったから、神聖な生き物みたいにキラキラしているように見えて泣けてきた。夫が帰宅していたので暫く遊んでもらい落ち着いて風呂にはいる。

    久しぶりにベビーベッドではなく3人川の字で寝る。いつも川の字ではあるけど、幅がせまい川?わたしは大人ベッドふたつの間あたりにいることになるから朝起きた時には溝にハマっていて背中が痛い。でも今晩くらいいいやと。

     

    起きてからはまた癇癪祭り。わたしの昨日の想いはどこへやら。ホルモンの関係もあるけどイライラしている。

    夫が午前中対応してくれたが、曰く「切り替えられたら大丈夫」

    だよねーだよねー切り替えだよね。そんなんもう染み付いてたはずなのに、看病1週間でいつのまにかマトモに取り合ってしまっていた。もはや体調不良と共にイヤイヤ期にはいっている感じ、マトモに取り合うよりこっちが導かなくては。昨日もそう思っていたはずか、まっーたくできていなかった。

     

    今日病院は昨日とうってかわって静かで、看護師さんも余裕があるのか、いつも病院すらエンジョイの子どもがずっと癇癪起こしているからなのか、院内を駆け巡りながらもたくさん声をかけていただけた。本当はいい子ちゃんぶりたい我が子は、声をかけてもらうたび「平気ですっ!」て態度をとるから面白い。し、なにより、そういったおちゃらけた雰囲気が伝播していくかんじが力強い。

    帰宅してすぐマトモに取り合い・イライラして・空回りしたけど。吸入が命なのに全力イヤイヤ。おちゃらけたところで。って感じだから仕方ないっちゃないけど。

    今晩も夜間救急あり得る・夜が勝負・明日以降も入院ありえるって言われたけど、18時以降、なんか大丈夫そう。だいぶ回復した。峠こえたかな。

    油断はできないですが。あ、ヴェポラップはもうそういうフェーズではないですからって感じではあるのだろうけど、わたしがなんか落ち着くのでぬっている。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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