めぐり、ためいき、とけあい
今日は保育園に預けずたまには土日以外で子どもと1日過ごすDAYの予定が、昨日の朝寝違えて?痛めた首がやばそうなので整体の...

浮記
ウキ
2025年11月17日
めずらしく月曜日に例の実家出勤day。いつもより長く働くわけだけど、正直月曜日は土日ワンオペの疲労がたまっているから休みたい。今日も思いのほか体調が悪くスケジュール管理気をつけよと反省した。
でも月曜日といえばシナントロープ!7話、めーっちゃ面白かった!!正直6話は中だるみというか制作側も引き伸ばしてんのかしらん?みたいな回に感じたのだけど、7話はひきこまれた。水町さんただもんじゃない説。そして何より予告でもあった染谷vsMOROHAのアフロがめっちゃ良かった!!何を隠そうわたくし一時期染谷将太に恋していたのである。
「好きな芸能人は?」みたいな話になるといつも回答に困っていた。前の日記にも書いたけど小さな世界とは言え幼少期から兄が爆モテしているのを側でみていたせいか「男性に熱狂する女性」を客観的に見る機会が多くて当事者になれなかった。むしろ「モテることの虚しさ」を兄から感じまくっていたか、実態として好きになる感情はまだ理解できても虚構だけれど好きになるという感覚が理解できなかった。芸能人なんて正にそうでわたしが高校生のとき世は“ごくせん仁亀時代”。わたしは彼女たちの話を聴くのは大好きだったけれど自分は渦中にはいなくてひたすらロックスターにあこがれていた(それも恋のひとつだけれど)。なので好きな芸能人と聞かれると「甲本ヒロト」になっちゃうのである。中高は女子校で予備校も行かず、バイト先や男友達や恋人は音楽すきな人しかいないからそれで許された。しかし大学ではその非モテ街道まっしぐらのアンサーで、とことん空気読めないやつのレッテルを貼られることになるとは知らなかった。
そこで不特定多数の集まりに参加する時は建前アンサーを用意することにした。それが浅野忠信。大前提、演技ややくどころは大好き。お顔はめちゃくちゃ好きなわけではないけど、いわゆるイケメンが好きなわけではないというのが伝わる。まあそれでも鼻につくっていう雰囲気にもなったが。しかしそのころ浅野忠信は変な女遊びをするようになりしまいにはcharaと離婚してしまったので、ぜったいに浅野忠信なんて言いたくない事態となった。で次に用意したのが松田龍平。大前提は同じく。決めた時はそこまでだったけれど、言っていくうちに本当にどんどんビジュアルも好きになっていった。し、今でも割と好きだけれどやはり大好きな太田莉菜ちゃんと離婚してからはいまいちピンとこないままである。そして次に用意した、というより本当に好きになった染谷将太。まず彼を知ったのは一番好きな漫画、古谷実の『ヒミズ』が実写化されるニュースからで、実写化に反対しがちなファンとしてはう〜んと思っていたけれど映画は映画でまあまあよかった。それから同じく原作ファンの『パンドラの匣』でひばり役をつとめていると知り観てその坊主姿にこんな似合うことある?!と、いっきにファンになった。そして2015年、石井岳龍(石井聰亙)監督の新作で主演と聞いて人生で初めて舞台挨拶に応募してみたら当たった。生染谷は近いとは言い難かったけれど、生の芸能人に会いに行くという行為がはじめてで終始大興奮だった。(映画自体はあんまりだった)。当時はまだ「推す」という言葉がポピュラーじゃなかったので、自分にも本当に好きな芸能人ができたことがなんだか嬉しかった。実際その時は堂々と胸を張って「好きな芸能人は染谷将太です!」と答えていた。しばらくして菊地凛子との富士そば前の路チューをスクープされたが、それすら格好良すぎて目眩がした。そして恋多き女のイメージの菊地凛子を射止めた≒結婚した時はガッツポーズだった。離婚が悪ではないけれど、このふたりはなんだか離婚しなさそう。
いまの若者はそもそも「好きな芸能人は?」という話題になったりするのだろうか。わたしがイヤだったのはただお互いを知ろうって場でなんでまず好きな異性について、しかも芸能人を答えねばならんのだ、ということだった。好きな漫画でも音楽でも食べ物でも盛り上がれるひとと仲良くなりたかった。結局わずか半年くらいしか通学できなかったというのに、そういった話で盛り上がれる友人に恵まれたのは奇跡であり財産でしかないが。好きのパワーって大事だ。推しだろうが恋だろうが人生を彩るに違いない。最後に一生すきなYUKIの2曲を添える。
YUKIは『あまちゃん』の影響を受けて“奈落から這い上がれ 誰でもアイドル”とかいた。アイドルという言葉はこの数年で普遍的なものになっているから、わたしも「あなたのアイドルは誰ですか」って聞かれたかったのだと思う。
この曲の涙は歓喜の涙。今も当時も活躍のシシヤマザキのMVが良いから聴いてほしい。

埼玉県さいたま市/36歳