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    昨日のM-1について。

    内容ではなく子どものはなし。

    なんとしてでもM-1をリアタイしたい夫婦。しかし子どもはガッツリ昼寝をしてスタートの18:30にゃ元気いっぱい。とりあえず最初1時間はなんだかんだ始まらないからそのうちにお風呂はマスト。ピザをたのむけどさすがに子どもはピザを食べられないから先にうどんを食べてもらい、ピザが届いたらナゲットとポテトをすこしわけて同じもの食べてるね感を演出。テレビは電車のYouTubeで、パソコンでM-1を控えめに流しラジオ感覚で聞き絶対に観たいコンビだけしっかり観る、という作戦がなんとなく場面できまった。

    こんなことSNSに書いたら炎上してしまうのだろうか。お風呂を済ませて、子どもはご機嫌でうどんを平らげ、ピザは届き、なんとなくうまくいっている気がしていた。しかしピザを見たらさすがに欲しがると思って子どもはいつもの机でたべさせて、わたしたちはテレビの前でピザをたべていた。子どもがポテトとナゲットに夢中になるだろうからとちょっとテレビに集中していた。ながらで子どもに声かけをしてはいた。それら全てが全部中途半端でよくなかったのだろう。子どもの表情をみて、今日だけはと一緒にテレビの前に呼んでプレイマットの上で食べた。子どもはたいしてピザを欲しがらなかった。ちょうど真空ジェシカがはじまって、子どもも真剣に観ていた。

     

    ふだんまったくテレビを観ないパパママがテレビに釘付けになっている光景自体初めてでショッキングだったのかもしれない。食べ終わり、同じように子どもに気遣いながら観戦していたつもりが、子どもは私たちの何倍も気を遣って空気を読んでいたようなのだ。

    何度か「バイバ〜イ」と言いながらリビングを行き来した。にこにこで、ふざけたノリで。普段もよくやっているから笑って済ませてしまったけど、普段と違うのは何も持たず何も乗っていない状態だということ。わたし達の邪魔はしたくない、でも「テレビより自分をみて!」という叫びの行動だとあとから反省したのだ。

    子どもが寝ついて寝落ちから目覚めたあと夫婦で反省会をした。側からみたら大袈裟な分析かもしれないが、ふたりの感覚は一致していた。

    そそして今日、保育園から帰ってきた子どもは事あるごとに大癇癪。いつもの癇癪とはちがう、いちどイヤ!ちがう!となったら全く聞く耳をもたないというか、パニックに陥っているかんじ。今日は心身ともに余裕があったし、昨日の明らかな反省があったので、すべての家事をほっぽりだして、子どもの感情に耳をかたむけてみた。心身の余裕と反省があると観察ができる。あらゆる情報を無視していま目の前にいる子どもを見てみる。会話が成り立たなかったり物をなげたりしてしまっても、ちゃんと「ママ〜!」と手を伸ばしてくる。その繰り返しのあとベッタリベタベタタイムがはじまり、すこし落ち着いてきたようだった。保育園の連絡帳にはネガティブなトラブルの感じではないけれど「こんなことは初めてです」のエピソードが添えられていた。あ〜まっじでごめんなさい。

     

    帰宅してきた夫に共有、ダメダメな親だけど、逆に子どもの今を見つめる機会になったかもしれない。子どもを傷つけてしまったことは申し訳ないけれど、傷つけてしまったあとどうするのか、が良い経験になったし、普段もちゃんと目線をあわせること・観察すること・待てるときはとことん待つことの重要性を知ったきがする。たくさんごめんね。母ちゃんも父ちゃんもまだまだ未熟でダメダメだけど、ちゃんときみの気持ちをみるからね、という自分のための備忘録。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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