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    落としものと拾いもの

    今日のタイトルは、まんまRAMことランダム・アクセス・メモリーズから拝借です。

    いや~すでにぐっさんとほしばさんはご存じかもですが、今回の#45のゲスト回がおもしろく。聴いた直後はものすんごい熱量でその感想を書きたかったのに、時間を置いたらうまく書けそうにない。たぶんまだ自分のモノになっていないのだな。福尾匠さんのことをご存じの方もそうでない方もぜひ聴いてみてほしいです。ちなみにわたしは知らなくて。日記という共通項もあるので三十年商店に通ずるものがあった。

    自分のためのメモだけど、わたしはこの回で度々でてくる「デチューン」の意味を知らなくて。AIいわく“デチューン(Detune)とは、主に音楽・シンセサイザー用語で、音程(ピッチ)をわずかにずらしてコーラス効果のような厚みや広がりを持たせる技術です。”とのこと。親密さについての話を聞いていたら、濱口竜介の映画のことを思い出した。彼の映画は最近のしか知らない。もともと夫が好きで、わたしは『偶然と想像』を映画館で観たのがはじめてだった(そのあと自宅で噂の『寝ても覚めても』を観て、遅れて『ドライブ・マイ・カー』を観た。初期作品は定期的に映画館で上映されているけれど、まだ見られていない)。まだコロナ禍といえる時期でわたしは「ウイルスが蔓延するよのなかで、人との間で起こる不確かなものが一番確かだよ。」という感想をかいたのだけど、こういった焦りというか切実さを確実にいまはうしなっている。曖昧さや勘違いについて顕微鏡をのぞくときみたいな気持ちで丁寧に感じていたい。それは正しさや論破や考察とは真逆にあるのではないか。そういった一直線の快感に惑わされずに、自分で落として自分で拾っていく行為によって現在地をたしかめ、自分の傷についてもっと考えていたいと思った。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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