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    イチマンキュウヒャクゴジュウナナンブンノイチ

    世界に触れている自分自身を感じること

    平日休みの弟に合わせて、午後からふたりで父の病院へ行く。ついでに実家に行って確認したい書類もあるし、父のことについて弟と話をしたいのもある。だけどそれ以上に弟がひとりでお見舞いに行ったら、少なからず父の変化にショックを受ける気がしたから。いま現在はよく知らないけど、わたしの知る弟はとても優しくて繊細な人。

    はい、おかしなことを言ってるのは承知です。弟46歳、立派なおっさんだからね。(苦笑)けど、“子どもはいくつになっても子ども” と言われるように、親はいつまでも親で、弟はいつまでも弟なのだ。恋人はどんなに親しくなっても元カレ、元カノになるし、夫婦なんて家族になるのに、元夫、元妻になりえる。けど、元子、元父、元弟にはならない。

    明け方スマホで見た昨夜のドラマ、杉咲花ちゃんの『冬のなんちゃら…』 で、“ほんとうのことをいうこと” と優しさについてのシーンがあった。優しさからくる嘘?(嘘ではないけど、ほんとうのことでもない)みたいな件。確かに、ほんとうのことを言ってしまうと優しくなれない場面てあると思う。だけど、それでもわたしはほんとうのことが聞きたいし、できるだけ自分もほんとうのことを伝えたい。それがどうしても無理な場合は黙る。

    こんなふうに書くと、さも “ほんとうのこと” が常に明確な口振り(書き振り?)だけど、全くそんなことはない。けど掴みたい気持ちは強くて、わたしが日記を書く理由は、その手段のひとつなのかもしれない。

    本日の長旅のお供はこちら。発売日の昨日ポストに届いた新刊。本書における“ほんとうのこと”とは、「はじめに」でこんなふうに定義されている。

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    まごうかたなき事実、誰もが認める正論、毒々しいままの本音。

    ここで言う「ほんとうのこと」は、そういうものではない。

    自分は何を感じているのか、何を考えているのか。

    何を問うていて、何を知りたくて、何に惹かれているのか。

    世界をどう捉えて、今後どう捉えようとしているのか。

    自分の内側で、どんな変化が起き続けているのか。

    つまり、世界に触れている自分自身を感じること。

    そこで得た言葉こそが「ほんとうのこと」だ。

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    ねーねー、トコも書いていたけどさぁ、耳ちゃん多才過ぎじゃない?  いろんな意味でのゴッドハンドだね。

    書き手

    saico34

    saico34

    神奈川県藤沢市/49歳

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