最強と無敵と魚のクッション
これを書いている横で息子たちが戦いごっこをしている。 「最強と無敵、どっちが一番強いと思う?」などと禅問答のようなことを...
かきぬまめがね@東京
カキヌマメガネアットトーキョー
2025年7月10日
とこさんの日記からのレシーヘンさんの日記。二人の日記が沁みる。様々なご家庭の子どもとの関わり方を目にしたり耳にしたりすると、いつもめちゃくちゃ考えさせられる。どのおうちも素敵だなと思う。とこさんちもレシーヘンさんちも。そして自分の子育てとは、って考えるし悩むし必死になる。でも正解がないからまたもがく。
お二人に触発されて今日の我が家のもがきを書いておこう。
夜、長男が持ち帰った漢字テストの答案を見てひっくり返った。とんでもない点数!苦笑 レシーヘンさんが自分の小さい頃を「がんばり屋に分類される子」と書いていたけれど、私も似たようなもんで「真面目な子」だったと思う。テストがありますと言われれば真面目に事前学習をしていただろう。だから事前に告知があったのに何の勉強もせずにテストに向かった長男と、その答案を見て「(当たり前だけど)息子と私は違う人間だな」と噛み締めた。
さて、どうするか。
とりあえずペケがついている漢字を、一緒に復習する。案の定長男は途中から「もうやだー」と泣き出した。「泣いてもいいけどやめないよ」と意地悪のようなことを言ってしまう。なんとか全ての書き直しが終わった。
向き合って「ママが伝えたいこと話すよ」と伝えると「テスト前に勉強しなかったからできなかった」と自分から言った。それもそうだし、そりゃ事前勉強してくれよとは思うんだけど、私が伝えたいのはそこじゃない。
「ママは究極テストの点数なんて0点でもいいと思ってる。ママが言いたいのはもっと先のこと。ぬっちゃんが大人になった時、漢字が書ける大人と漢字が書けない大人、どっちが格好良いのかなって考えた時、やっぱり漢字が書ける大人の方が格好良いから。ママはぬっちゃんに格好良い大人になって欲しいから一緒に漢字を復習したんだよ」
と伝えた。冷静になって書いてみたら、ちょっと飛躍しすぎな気もしてる。でもこっちもこっちでどうにか伝えたくて必死なのだ。
息子たちと話すとき、自分の中で「なぜそうしたか」の部分だけは、どんなことであってもブレずに伝えなくちゃ、と思っている。あと、長男と話しながら自分で気づいたんだけど、私は息子に「格好良い大人」になってほしいと思っているらしい。
正直彼が大人になる頃なんて、いよいよ手書きで漢字を書くシーンなんてなくなっているのかもしれない。別に漢字が書けなくても困らないのかも。でも多分「格好良い大人」は努力できる人だろうから。漢字うんぬんっていうより、諦めず、一生懸命の力を信じて、努力できる人になって欲しいのだと書きながら気づいた。
「格好良い大人になって欲しい」これは親のエゴだろうか?この声かけは合っているのか?この道は間違っていないのか?疑問や不安は尽きない。でも私が彼等を産んだ責任のひとつに「ダサい大人にさせるものか」はあると思っているのだ。
ああ、まとまらない!でもきっと、またもがいて書く日が来るだろう。
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