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    のちの野良

    のちの野良
    ノチノノラ

    父と娘の夏休み(7日目)

    今日は西海祭りの日。

    まさか娘とふたりで能登の祭りに参加することは考えていなかったけど、声をかけた時に「参加したい」と言ってくれたのが嬉しかった。

    この祭りは能登に一緒に来た目的の一つでもあったから。

    避難所だった公民館は祭りの準備で使われるようになった。

    女子の着付けがあるため、早めに公民館に移動して待機。

    この待機時間が長かった。交通規制があるために移動できなくなる懸念があったので仕方ないが、なんと4時間である。

    麻雀を持ち込んで大正解。

    先日、宿に泊まってくれて仲良くなった娘の友達も急遽参加することになり一緒に記念撮影。

    西海地区は、能登の中でも珍しく「女キリコ」の伝統が受け継がれている。
    かつて北前船や遠洋漁業で栄え、船乗りの多い土地柄であったため、祭りの時期には男衆が長期の漁に出てしまい、担ぎ手の男手が不足した。
    そのため、女性がキリコを担ぐという文化が生まれ、今も続いている。

    キリコの担ぎ方を練習したけど、ある程度はぶっつけ本番。衣装もエプロンなのが可愛い。

    TOGISOのメンバーで一基キリコを出してもらう。

    集落を歩き、西海神社の境内でキリコをまわす。

    せっかくの機会なのにキリコ担ぎに夢中で写真を撮るヒマがない。

    なので、事前にカメラマンをお願いしていた。祭りの参加者は祭りに夢中になっちゃうからね。

    そんで、日が暮れてからが本番。

    めちゃくちゃ暑いし汗をかく。祭りなので休憩の度にビールが振る舞われるが、本当はスポーツドリンクの方がありがたい。

    キリコ同士がぶつかったりもする。漁師町なので祭りもちょっと荒々しいとのこと。

    能登では祭礼などの特別な日に、親戚・友人・近隣の人々をご馳走でもてなし、集落全体で絆を深める「ヨバレ」という文化があります。

    休憩所にある民家で食事をご馳走になったりとヨバレも初体験。

    21時にはこの有り様。

    とても暑い夜でした。

    書き手

    ぴんぽいんと

    ぴんぽいんと

    東京都新宿区/44歳

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