厳しい現実
能登の古民家。 土蔵の壁が剥がれた。 先日の地震と海からの強風の影響か。 早めに片付けて次のステップを考えなければ。

のちの野良
ノチノノラ
2025年10月7日

能登半島地震後、いくつかの家を譲ってもらった。
売り主は震災のダメージが残る家で修繕費が嵩むため手放したい気持ちがあること、買い主の僕には価値ある家を残し、未来に繋いだ方が将来的にも有用だという漠然とした気持ちがあること。
個人的にはメリットがないことは承知ではあったけど、失った家が戻ることはないので大きな負債を抱えた古家を、安くはないお金を払って引き受けている。

立派な仏壇。

このテーブルも残置物。
引き受けた後で有効に使えているかといえば、手が回らずに放置しているのが現状。小動物が入り込み、管理できない家の中が少しずつ荒れてきている。
別の家は既に40年ほど空き家だった古民家。

躯体はしっかりしていて、将来はこの土地の観光の目玉にできそうな格式ある家。
北前船の船主の家なので、もちろん仏壇も立派。

同じく小動物が棲みついてしまった。
敷地面積が広く、草刈りも大きな負担。現地でやることは山積なのに、草刈りは前向きな活動ではない。

それなりに責任感はある方なので、うまく進んでいない現状に大きなストレスを感じてしまう。現地に協力者がいてくれたなら、世界は大きく変わるのにな。