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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    Smurfs

    今日はソフィを誘って映画へ。Smurfs というソフィがたまに家でも観てる水色のこびとたちのお話。イタリアでは、なぜか Puffi という名前に変えられている。そういうことある。

    前にモアナを観ようと思って図書館のDVDを探したら、Oceania という名前に変えられていてついぞ見つけ出せなかったことがあった。映画は日本語でも一応本家の匂いがする題名にされていると思うのだが、しれっと180度違えてくるイタリア語の感覚はいまだにさっぱりわからない。

    映画館は観客が私たちを含めて10人くらいで、ほぼ貸切だった。暗闇で没入感の出る環境のなか、音楽に合わせて時折立ち上がりながら踊るソフィを観て、イタリアで良かったと思う。大きな声で笑ったりしても平気だし、なんなら話し出したりする人も居るから、落ち着きが全体的にないお国柄なんだろうとも思う。

    こないだ日本で観てきた国宝のあのシアター内に広がる緊張感、音を出してはならぬ、というひりつくような空気感と比べて、この温度差にそれぞれの有する国民性すら感じてしまった。わたしはやっぱり、周りの席で誰も話したり携帯をいじったりしない環境で没頭して映画に対峙したいと思った。

    特に携帯を上映中にずっと見てる人が居ると、あの明かりがいかに人工的で鮮烈なものかを知らされる。こどもはこの非日常な場所ですごい集中力を発揮して観ている隣で、大人が携帯をいじってるってなんと馬鹿馬鹿しい光景なんだろ。それなら外出てくんねーか、と言いたくなる。あと少しで言いそうになったけど、その家族は途中で帰って行った。落ち着きないわあ。

    イタリアの映画はほぼ吹き替えなので、歌もイタリア語に変えられてやはりちょい微妙な感じになるが、ソフィは楽しんでくれたので良かった。

    エンドロールで、主人公の名無しスマーフが James Corden の声だと分かり、突如くやしい気持ちになる。吹き替えだから違うイタリア人の声だし、歌もジェームスのものは聞けなかった。まずは英語トレイラーで確認してみて、アマプラで出たら英語で観ようと思う。

    写真を撮り忘れたので Bellano の美術館の入り口。Puffi が居そう。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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