cormorant fishing – ukai
岐阜の清流、長良川。 ここで夏場に行われる鵜飼は、岐阜の伝統だ。 30年以上前に、親が見につれて行ってくれた記憶がいまだ...

Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年11月1日
昨日の夕方にvetに電話して仔犬の出産について聞いてみたところ、母子ともに元気で食べたり飲んだり、授乳をしているので大丈夫と言われたので、いったんは安心した。「出産は自然なことだから」とイタリアの獣医師にも言われたので、あー、ところ変わってもおんなじだなと思ったのだった。
気になっていた、雄犬のソレについてはやっぱり数週間は離しておいたほうが良いと確認できた。夫はわたしの話は聞かないが専門家の意見は聞く人なので、獣医のアドバイスを伝えてしばらくはソレの入室を厳重管理します、と言ったら「父親なんだからかわいそう。リードに繋いで見せてあげたら」などと呑気なことを言ってきた。キーッとわたしがヒステリックになって「ソレはこないだ雌鶏を狩ったからね。そうしたいなら自分でしたら、んで、結果責任もとってね」と言ったら黙った。
わたしがナーバスになりすぎなのか、夫が気楽すぎるのか。どっちもだろうか。こればかりは母性ホルモンの量に依存してるんだろうな。しかたない。

犬の世もしかり。窓の外からちょっかいを出してくる雄犬ソレを牽制する眼差しの母柴。仔犬たちはまだ目が開いていないから寝るか乳を飲むかで、観ていてほんとに飽きない。チョコレート色でなんだかカワウソみたいだ。ルナは朝5時に外に出て排泄をしたいと、扉が開いているソフィの部屋まで行ったようで、それに気づいたソフィがわたしを起こしに来た。良い連携だ。

ルナに了解を得てから仔犬にちょっかいを出すソフィ。抱っこしたい抱っこしたいと要求してきたけど、さすがに落としたら危険な小ささなので阻止した。「ソフィが2階から落ちたらどうなる?」という切れ味の悪い比喩しか浮かばなかったけど、納得してくれた。

実家の母にLINE通話しながら、自作の家を紹介していた。カラフルで住むのが楽しそうだなあ。
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みなさん、ルナの出産を一緒に喜んでくれてありがとう。とこちゃんが黒柴を飼ってたとは!柴に魅了されたお仲間だ。「抱っこしたらもうね」というお母様、ほんとにそれで。イタリアにも柴だけを育てるブリーダーがあって、家から1時間くらいの山のなか。そちらに「見るだけ」と思って行って、4週目くらいのソレを抱っこしちゃったらもう恋に落ちた。犬は一度匂いを嗅いだら忘れないって言うしね。わたしもあの抱き心地は忘れないよ。
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風早草子さんの仮想バードウォッチングデートはめちゃくちゃ面白かった。「、かもしれないんだよ!」は若い頃のわたしには理解できなかったと思うけど、今のわたしならその不確実性だからこそ見える浪漫について行きたいとさえ思う世界観。
こちらもめちゃくちゃ笑ったあとで芯に刺さったので載せておこ。
教えてやればいい話なのだけど、教え方にも、「丁寧にレクチャーする」「分からせる」「思い知らせる」など、松竹梅のバリエーションがある。
わたしは「思い知らせる」を使いがち。
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浮記さんのロゴ完成、おめでとうございます。流れるカリグラフィーがすてき。書道をしたくなりました。
そういえば、イタリアもタトゥー人口高めで、みんな漢字の変なのを入れてることが多い。昨日はプールの受付のお姉ちゃんが「勝利」と入れていた。たぶん、Vittoria (英語だとVictory)って名前なんじゃないかしら、今度聞いてみよ。それで、ほぼ99%ゴシック体か明朝体なのよね。海外だとそもそも日本語フォントのバラエティが無いのは理由としてはあるな。でもなんだか、味気ないなと思っちゃうのは日本人だからかしらん。どうせタトゥーにするならこんなカリグラフィーみたいなオリジナル書体にしたいと思う、入れないけど。

イタリア・ベルガモ/46歳