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    雨のち晴れ

    雨のち晴れ
    アメノチハレ

    燻小屋

    燻小屋の見学に行った午後。

    今年の燻はもう終わりの予定だったけれど、タイミングよくもう少しだけ燻したい大根があるとのことで。こちらの取り組みもすごく喜んでくれてあっという間に来週燻すことに決まった。

    なんでもお金をかければいいってものではなくて、すぐそこで安く手に入る道具、すぐそこで無料で手に入る材料などを駆使して場所づくりをしている農家さん。話せば話すほど農業に魅力を感じるし、原始的な仕事の仕方が羨ましくなる。

    麦は小さい粒だけれど、燻時間は24時間ちょっとにしようと決まる。2~3時間に一回、りんごの木を補充しに寝ずの番をする。いぶりがっこは普通、大きくて水分多めな大根なので2.3日、またはそれ以上燻し続ける。こちらの農家さんの沼山大根は水分が少ないので2日程度でOKとのこと。

    誰かの並並ならぬ労働によって美味しいものがいただけることに感謝する。

     

    「目の前のお金だけ見るんじゃなくて、その背景を必死に常に認識できるようになっておかないと、雑なものを平気で出す人間になる。」

    もしもしちゃんのこの言葉にはとても納得できて、というか常日頃思っていることだった。

    提供側だけでなく需要側の人たちも、目の前にあるソレを誰がどんなストーリーで出来上がったものなのか、モノの本質を感じながら手に取ってくれるような人ばかりで街は溢れたらいいのに。コンビニやファーストフードが当たり前にありその生活に慣れた今、過度なサービスを求められるだけになってしまい、最近ではロボットも増えてきたし、人間どうしの気持ち良い仕事ができていないのを見たり、触れたりするととても悲しくなる。(愚痴)

    書き手

    ツツイユカ

    ツツイユカ

    秋田県秋田市/42歳

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