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    かきぬまめがね@東京

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    カキヌマメガネアットトーキョー

    2025年の阿佐ヶ谷

    夫に通院の予定があり、今日はお休み。息子たちのお迎えを担当してもらえるということで、私は仕事終わりに阿佐ヶ谷へ向かった。

    阿佐ヶ谷は2年だけ住んだことがある街。
    電車から降りたら懐かしいって思うだろうなってソワソワしたけれど、意外にそんな気持ちにならず。
    思い返せば住んでいた2年間はめちゃくちゃに仕事が忙しかったし、仕事終わりに同僚と飲むのにも忙しかったし、あんまり阿佐ヶ谷にいなかったのかもしれない苦笑 職場があった西荻窪はいつ行っても泣きそうなくらい懐かしい気持ちになるもんだから、なんだか拍子抜け。
    でも、帰りに中央線の発車メロディー(阿佐ヶ谷は「たなばた」の曲が流れる)が鳴った途端身体の中身が一気にあの頃に還ったような、とでも言おうか。そんな気持ちになった。時に視覚的な記憶より耳が覚えている音の方が鮮明な何かを連れてくるのかもしれない。

    阿佐ヶ谷に行ったのはこちらに行きたかったので。


    渡邉さんが作る鳥のオブジェを少しずつ集めており、今回も個展でひとつ購入させてもらった。見ると幸せな気持ちになる色と艶やかな質感とほっこりフォルム。
    作られた年が刻まれているがこちら2025版となる。見返した時に2025はどんな年だったと思い返すのだろう。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/38歳

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