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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    あん肝

    佐島ランニング途中の浄楽寺朝市。よせばいいのにまた買ってしまった。アンコウ1匹。何せ600円だし。網で擦れた傷があるから、ということで、さらに安いというが、親父さん、それで商売は大丈夫なのか?

    春になり漁港の魚屋にはカツオが並んでいる。そちらの方が季節感もあるけど、なんせ600円。あんこう鍋もブイヤベースも子どものウケが良くないことは分かっているのだけど、タンパク源として、トーさんの肴として、食べ方の可能性を研究してもいいのではないかと。食べられる大きさの肝が入っていれば、それだけで元は取れる。

    家に帰って重さを測ったら6キロちょっとあった。でも水分の多い魚なので、食べるにあたってそこまでの量にはならないと思う。

    吊るし切りも2回目なので、もう慣れた。あまり難しく考えず、とにかくバラバラにすればいいのである。そして、解体したパーツは、ブヨブヨのものを無理に小さく切らない。アンコウは一回茹でてから鍋とかには使うので、大きい鍋に湯を沸かしておいて、そのまま投入して、そのあと、一口大に切り分けた。その方が切るのも楽で効率がいい。

    結果、今回はかなり短時間で作業は終了。そして肝も入っていた。

    とりあえず身は唐揚げ。これはこれでおいしいけど、子どもは鶏の方が好きかな。あん肝はやはり絶品。下手な安い居酒屋で食べるよりずっと美味い。でも腹ペコ部活男子は、唐揚げは結構食べていた。タンパク源の足しにはなったはず。

    さて、残った皮とか胃袋とか、他の部分はどうやって食べるか?

     

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

    ©30YEARS ARCADE