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    島縞

    島縞
    シマシマ

    3年後のブラッドムーンは見れるかな

    「ひなあられはいつ食べたらいい?」
    「いつでもいいよ」
    「じゃあ、今から食べる」

    朝イチでチョコひなあられをむさぼる娘から、「お母さんも食べていいよ」とお裾分けいただいた。しかし、まんまチョコでひなあられが微塵も感じられなくて、来年は普通の3色のひなあられにしようと思う。

    雛人形も出てないし、晩ごはんは通常モードのカレーだし、せめて何か⋯
    なんとなく、海外イベントよりも日本の行事を重んじたい気持ちがあるものだから、せめて⋯っていつも思う。
    のだけれども、SNSでらしい写真を見てほうほうと思って終わる。

    今日は、娘にせっつかれたフルーツポンチを、ひな祭りっぽいって無理やり結びつけて。
    『白玉は水の代わりに同量の豆腐で作ると、時間が経っても固くならない』と、先生から娘へのお手紙で書いてあった、とやってみる。
    水で作るより、歯ごたえがある気がする。モッチモッチというよりは、ブッチブッチ。ほのかに豆腐の風味。娘は全然感じないと言ってた。
    歯にひっつくのは好きではないけれど、水のほうがそれくらいモッチリしていて、私は水で作ったほうが好みだと思った。
    そもそも、作ったら食べるぞってときにいっぺんになくなるから、いつまでも固くならない、のいつまでもの必要はわが家にはなかったのだ。

    娘と白玉を丸めてるときに、義父から電話でざぼんを持っていくよ、と。
    駐車場まで降りて、今日は風が強くて冷たいねって話している間にきた。ざぼんは娘の頭と同じくらい大きくて、甘夏も袋いっぱい貰う。
    先日、実家でたくさん取ってきたのだけれど、野暮だからそのことは言わない。もらっても、私は全部食べちゃうし、ありがたくちょうだいする。

    娘が、先日早めに誕生日のお祝いをもらっていたから、お礼を直接言おうとするけどなかなか自分から言い出せずにいたので、「じいちゃん」と呼び止めてあげる。そうしたら、はにかみながら「誕生日のお祝い、ありがとう」ってちゃんと言えた。義父も嬉しそうで、私もホクホクした気持ちになった。

    戻って白玉をゆがく。
    白玉がお花みたいに動いていた。
    感動したけれど、火が強かったみたいで五徳の部分に白玉が集まっただけだと気づいて、そういうことか!って納得したけれど、きれいだと感動した気持ちは少し冷めてしまった。偶然にロマンチック感じてるんだな。
    そうして撮った写真は、火を弱めたあとでもはや花っぽくもなくてさらに残念な感じ。

     

    今日の満月は皆既月食らしく、昼間は青空も見えていたから娘と窓を開けてみたけれど、強風で空は真っ暗で怖くなってすぐに閉じた。
    諦めきれずにまた見てみたら、東の空が少しだけ明るい。けれど、この風でも分厚い雲はなかなか吹き飛びそうにない。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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