連休明け
連休明けの火曜日。出勤前に走ると、クマゼミとミンミンゼミが鳴き始めていた。いよいよ夏の盛り、という音色だけど、同時に空か...

風早草子
カザハヤソウシ
2026年3月7日

次男の高校の卒業式へ。北鎌倉から長い坂道を歩くのもこれが最後と思うと、ちょっと感慨。長女、長男に続いて我が家で3人目の高校卒業。上の二人も高校時代、様々な出来事やトラブル、そして悩みもあったけど、次男はそれ以上に色々あったし、それを乗り越えた後半は激戦の連続だった。次の進路は、もう一年考える形になったけど、何らか得られた3年間だったのではないだろうか?
高校の卒業式、長女の時はコロナで保護者一名しか参加できなくて私は行っていない。3年前の長男は出たけど、あまりを覚えていない。長男がクラス代表で卒業証書を受け取ったくらいかな。

次男の高校は10クラス。一組から担任がクラスの生徒の名前を一人一人読み上げ、名前を呼ばれた生徒が返事をして立ち上がり、全員の名前が呼ばれたら、代表一名が壇上に上がって卒業証書を校長から受け取る。10クラス分なので結構なボリューム。若い男の先生が途中で嗚咽が込み上げて、生徒の名前を読めなくなってしまうハプニングもあった。高校だ。
校長先生のスピーチが内容がなくて下手で、ちょっと驚いた。と思っていたら、スピーチの後半、ピアノに移動して「世界に一つだけの花」を弾いた。それを見せたかっただけなんかい!という無言のツッコミが保護者席から溢れている印象だったけど、優しい生徒たちが後半、ピアノに合わせて歌ってあげていた。誰か注意してやらないと。(笑)
卒業式が終わった、と思ったら、生徒主催の二部、というのが始まって、クラスごとに作った動画の上映や保護者に向けて生徒が歌う合唱などがあって、そちらの方が当然面白かった。
そして式のあとは野球部で集まって後輩から記念品をもらったり写真を撮ったり。そう野球部、本当に色々あった。(笑)
丸刈り強要の前時代的指導の顧問が支配する野球部、次男は当初入部しなかった。でも、明らかに不完全燃焼な感があり、妻に勧められたこともあり、夏大会後に途中入部したのだけど、チームは弱いし、顧問の指導は前時代的で変な精神論が多いし、挙げ句の果て、父母会の申し入れを無視して、また丸刈り強要を始めるしで、1年の冬頃にはかなり悩んでやめそうだった。部活の日に高校まで車で送ってやったのに、車からしばらく降りなかった日もあった。結局、私が丸刈り強要などの顧問の指導をハラスメントとして、校長と教育委員会に告発し、ヒアリングや様々なやりとりへ経て、高校側が全面的に非を認めて、前顧問が部員全員に謝罪。上の学年が引退したタイミングで監督も若い先生に交代となり、ようやく部の運営が正常化された。
そこからチームは激戦の連続で、勝てるチームに成長していった。前顧問時代、ほとんど試合に出してもらえなかった次男が打線の主軸に入り、本領を発揮していった。観戦に行って、ドキドキヒヤヒヤした場面は今も記憶に鮮明だ。
チーム最初の関門だった市内県立高校対抗の2年秋の四校戦。9回表ツーアウトから相手に逆転2ランを喰らう、という負けフラグが立った9回裏、次男が起死回生の同点タイムリーを放ち、そのまま逆転サヨナラ勝ちを決めた。そして春大会。初戦を落としてあとがない中で、相手は県ベスト16の強豪私立。まず勝ち目はないと思われる相手だったけど、次男は「負けたら終わりなんだから勝つしかない!」と珍しく闘志を見せて試合に向かった。そして試合は、強豪私立が繰り出す投手を次男を始めとする打線がことごとく打ち込んで、小細工なしの真っ向勝負で打ち破った。相手のベンチと観客席を沈黙させた勝利だったな。仕事を休んで小田原まで行った甲斐があった。そして県大会出場をかけて、9回に奇跡の5点を取った試合。さらにチームとして15年ぶりの3回戦進出を果たした夏。書いていると止まらなくなりそうだ。私も妻もたっぷり楽しませてもらった。でも何より、当初燻っていた次男が、チームの期待を背負って、グランドで躍動して、笑顔を見せている姿が嬉しかった。
その高校生活が終わり、次はどう進むのか?次男君、色々な才能に恵まれているんだけど、欲があまりないタイプ。このあたり、アグレッシブな長女、好きなことがはっきりしている長男と違う。4歳上の長女、3歳上の長男の後に生まれて、双子が来るまで末っ子をしていて、のんびりしているのかもしれない。まあでも利口で優しい子なので、きっと自分の道を自分で見つけるだろう。まだこの先の人生は長い。頑張れ次男!
最後に親バカで高校時代の名場面写真を入れてしまおう。(笑)


神奈川県葉山町/58歳