30年商店:ロゴ

お便りフォーム

    お名前(ニックネーム)*

    Eメール*

    宛先*

    メッセージ*

    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    visiting Padova

    パドバは、北イタリアにある街。ここからベネチアまで、約40分。あと少しでいまにも沈みそうな世界遺産の街が広がる。

    ここにある総合病院に、年に1〜2回ソフィを連れて通っている。小児科のアレルギー専門病棟があるからだ。

    ソフィは卵とナッツ類の重度アレルギーを持っている。たまごは、離乳食をあげ始めて、なにも考えずにたまごボーロをあげたら真っ赤になって。それで判明した。わたしたちがまだ日本にいた頃だ。

    ソフィが1歳の頃にわたしたちはイタリアに来た。かかりつけの小児科ドクターに相談したら、北イタリアで有名なこのパドバの小児病院にリファーしてくれた。

    そこで100個近くの項目に達する血液検査をしてもらい、ナッツ類のなかでも、特にピスタチオとカシューナッツを始めとする、いくつかのナッツのアレルギー数値が異常に高いことが分かった。

    それ以来、ナッツ類に関してはすべて完全除去。イタリアではピスタチオを始めとしたナッツを、子どもでもバクバク食べるので、外食とかお菓子をもらうときにはハラハラする。包装紙に書いてあるアレルギー表示は、イタリア語も英語も、たまにドイツ語とかも理解できるくらいまで読み込んできた。

    たまごについては、ビスケットのカケラ0.3gから始めて、こないだまで40gのマフィン1個を毎日食べさせていた。大人だって毎日強制的に食べることになれば、まあ飽きる。ソフィも嫌がって食べないから、毎日30分くらいかけて、スプーンで小さくしてソフィの口に入れた。さすがにこちらの根気も耐えてきて、アレルギー医に泣きの相談を入れたら、早めのアポを取ってくれた。イタリアでは、通常、病院のアポとなると半年待ちがふつう。

    朝7時半からソフィは絶食のうえ、病院で経口負荷テストをした。それでようやく卵の入ったパスタに変更でき、2gから食べ始めることになった。マフィン40gからパスタ2g?って思うけど、これは、調理の度合いによって、つまり火の通り具合によって生体反応が変わるのを制御しているらしい。

    ソフィがパスタを喜んで食べてくれる姿を見て、ほ〜〜っとした。食べたくないものを無理やり食べさせるのは、見てても辛かったけど、なによりフラストレーションがお互いに溜まった。

    ドクターに素直に泣きを入れてみてよかった。こちらでは主張をしない限りは物事が進まないんだけど、主張をしてみると、意外にもいい方向に進んだりもする。気づかれずにそのままのことも多いけど笑。ソフィのアレルギーはまだまだ長い旅路だけど、ちょっとだけ、峠が見えた気がした。

    重厚感あるミラノ中央駅の電光掲示板

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

    ©30YEARS ARCADE
    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.