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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    at the parent-teacher meeting

    保護者会に参加してきた。いつもは先生たちが授業プログラムを一通り説明してから質問に答える形で1時間くらい。イタリアの小学校は教科担任制なので、ソフィの先生は全員で5人居る。

    でも今日は、出だしに代表の先生が話し始めると、すぐにひとりの母親が手を挙げて意見を挟もうとしたのだった。先生は「まず私の話を終えさせてください」と断りを入れてつらつらと話し続けた。わたしのイタリア語力では全くついていけず、隣のママさんに途中で「何の話?」と少し聞いたりしながら、そこにいた。

    事の顛末は、どうやら同じ学年の別のクラスで全員が忘れ物をした、という事件があったらしく、そこでの先生の対応に親が抗議をした、というものらしい。子どもに対して懲罰的な発言だか言動をしたみたいだった。でもそもそも、クラス全員が忘れるってあり得ない確率なので、実際には先生が伝え忘れたのでは、という説もあり笑。

    なんにせよ、先生側の意図があるにしても無いにしても、出来事を子どもがどう捉えたか、が大事なのです。とまた別の母親が発言していた。合計で6人くらいの父母が各々に手を挙げて、先生たちに向けて意見をしていた。わたしは単純に、すげーって思った。少なくともわたしが見てきた日本の学校では、先生に向かって批判と捉えられうるような意見を、しかも他の保護者の前で堂々とする、という光景を見たことがない。たぶん、この人たちは、そういう態度を小さな頃から学んでいるのだ。忖度しないし、怖気付かない。思ったことはぶつける。そういう社会構造なのだろうか。わたしにはまだわからない。

    年齢不詳お肌つやつやの、シスター肝っ玉先生がいるのだけれど、彼女が代表格で厳しい。漫画にしたら戒律、という言葉が頭の上にふわふわ浮かんでる絵になりそうな先生だ。ソフィにはライオンが住んでいると、うまいこと言った先生。彼女は途中で声を振るわせながら先生たちのチームとしての方針は、こども教育とキリスト教の精神に基づき、厳しくやってきているが、一度立ち止まり考えて、また進みます、みたいなことを言っていた。

    厳しさと許容と放任。どれも単独ではきっと人は育っていかないのだろう。これらが十分条件だとも思えない。あえて選ぶならばわたしは割と放任に近いと思う。だから、学校では厳しさを中心に据えてもらって丁度良いとも思っている。特にライオンソフィにおいては、怖い存在ってのは必要だ。許容のバランスが難しいのかな、親も先生も。みんなそれぞれに、子どものためによかれ、という思いは持ってるんだけどね。実はそれ自体が烏滸がましかったりするってことなのかしらん。うん、わからん。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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