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    もしもし五島列島

    もしもし五島列島
    モシモシゴトウレットウ

    枝豆を3粒しか食べない「愛」と、好きな食べ物を教えない「秘密」

     

     

    「好きな食べ物、教えて?」と聞くと、小4女子は、恥ずかしそうにもじもじした後に、お母さんの耳元でコソコソ話。

     

    恥ずかしいと思ったのかなんなのかはわからないけど、好きな食べ物を大きな声で言っちゃいけないって思ってるの可愛すぎる。

     

    なんでなんだろう。

     

    食事の時間に聞いたから、今これをいうと、この食卓に自分の好きなものがないことに対して失礼になるとか思っちゃった感情なのかな。

     

    好きなものを教えるのが、まるでものすごい機密事項を明かすかのよう。結局、みんなの前では最後まで教えてくれなかったから、「三択」のクイズにしてもらった。

     

    そして、ちなみに、最近好きなものが変わったらしい。

     

    その三択も、もじもじしながら。

     

    「ごはん、唐揚げ、ラーメン」

     

    と発していた。

     

    ご飯は白ごはんかな?と聞くと、ちょっと迷って頷いていた。

     

    この時点でご飯は違うことがバレバレ。可愛すぎる。わかりやすさがここまで可愛い露呈するってなんなの!

     

    いや、そしてさ、唐揚げが元々好きだったけどラーメンが好きになったという、三択にしたばっかりに答えが余計にクリアになってるやん。(案の定正解すぎた。)

     

     

    答えが丸見えなクイズ大会でここまでほっこりするとは。

     

     

     

    そして、中1の彼。

     

    あてっこ大会になっていたので、「好きな食べ物は緑色してる・・・じゃなくて黄緑!」と答えていた。

    私はまじでつまらん大人になってしまったので、そのこの目の前に枝豆があったことも含めて、「枝豆?」と、答えを即答してしまった。

     

    私はとことんつまらんなあ、と反省した。

     

    「だから目の前に座ったのか〜たくさん食べな」というと、もうその子は食事が終わっていて、枝豆は3つしか食べていなかった。

     

    枝豆というものは食べた軌跡がわかる食べ物であり、

    枝豆といえば、好きじゃない人でも無意識に食い尽くしてしまう、いわば「雑に愛される王様」です。

     

    でも、彼は違った。

     

    大好きなはずなのに、彼が手に取ったのは、たったの「3粒」。

     

     

    食べたい気持ちよりも、周りへの配慮や「大切に食べる」という謙虚さが勝っている。好きだからこそ、みんなにも食べて欲しかったのかな。みんなも食べたいだろうなって思ったのかな?

     

    3粒の枝豆を通して、彼の「本当にいい子」な本質が透けて見えて、私は胸がいっぱいになりました。

     

     

    好きな食べ物を聞くだけで性格がわかるし、そもそも世界平和だ〜。

     

    書き手

    中村千結

    中村千結

    長崎県五島市・東京都大田区/24歳

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