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    浮記

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    ウキ

    大船恋物語

    きづけばモッコウバラがいたるところで咲いている。

    このあいだ夫が子どもに教えてくれたおかげで、今日「モッコウラ!」と言えるようになっていた。

    あ、「も・もく」「も・もこ」に続き「ま・まき」も。粘土あそびをしている最中に。「巻き巻き」のこと。

     

    今日は大好きな元後輩ちゃんとそのベイビーに会いに大船まで。

    うちのベイベーちゃんの体調不良により何度も何度も日程変更をさせていただいて、やっと!!念願の!!

    親しい友人のベイブには可能な限り小さいうちからあっておきたいのだけど、気づけばもう7ヶ月だという。人の子の成長ははやい。それでもまだまだエケチェンで、写真の500倍かわいくって、生の赤子の威力はすんごいと思った。ウキッコが0歳児だったときも、あらゆる人が目を細めカワイイカワイイともてはやしてくれたが、親のわたしは正直「人の子のなにがそんなにかわいいのだろう」と純粋に疑問でしかなかった。もちろんわたしが動物をすきなように、赤子は問答無用でsuper kawaii!!!!!の対象になるひともいるのだろうが、じっさい子どもを育ててみると自分の子の小さい頃をかさねて可愛さ倍増なのだと理解できる。そらジジババは自然と孫がかわいくてかわいくて仕方ないってことになるだろう。そうでなくても、友人の子どもってのは、感慨深いものがあって、わたしも子どもに触れる機会がふえていくに連れ問答無用のsuper kawaii!!!!!!!になってきている。

    大船駅もなつかしくて仕方なかった。会社員のころ大井町、川崎、鶴見、大船、とちょっと離れて町田の店舗を担当していて、特に大船はなんでかいっつも人員不足で店長を兼務して毎日通っていたこともあった。担当外の店舗もまわることがあったから北は大宮から南は大船まで、本社は大塚だったので行ったり来たり、電車でも仕事するしかなかった日々が懐かしい。今日会った元後輩ちゃんはわたしが今までの人生で出会ってきた中でいちばんキレイな人で、それは見た目はもちろん心がとにかくキレイで、その浄化パワーから社内でも大人気だった。彼女に会うと元気をもらえて今日もがんばるぞって思えるような人。そんな彼女がなぜかわたしにものすごく懐いてくれて退職を検討していたという頃わたしの担当の大船店の店長を引き受けてくれることになった。ばかみたいに不器用だから、女社会で距離が近すぎると彼女の純粋な功績が社内で評価されにくくなってしまうのを懸念して当時プライベートで遊んだりするのは控えたけれど、いつも人をねぎらっているのに自分はどんなときも笑顔でいちばん努力している姿が格好良くて心から尊敬していた。他の店舗の店長やスタッフもそうだけど、チームではたらくってことがこんなに楽しいって思わせてくれる人たちに囲まれて、今思えば幸せな日々だったな。結局本社と現場のはざまに揉まれて、キャパオーバーでコロナ禍のどさくさに紛れて辞めてしまったけれど。

    退職を伝えたときのルミネの休憩室の彼女のきれいな涙がわすれられない!ひとってこんなにキレイな涙をながすんだっておもった。あまりにも泣いてくれるのでわたしは逆にめちゃくちゃ笑うしかなかった。でもすごくうれしかった。今でもドキドキしてしまうくらいのド・ストレートな好意を言葉にしてくれる彼女。畏れ多すぎて、ほんまかいな?!と疑ってしまう位だけど、これまたストレートに感情を伝えることの重要性を教えてもらっている。だってこんなに人のこころを動かせるんだから。想いは言葉にして伝えるって大事だよね。

     

    お休みの旦那さんがいる中お宅にお邪魔して、幸せそうな生活をのぞかせてもらえたのも嬉しかった。料理人の旦那さんのお手製ゴハンもいただいて、おみやまで持たされちゃって至れり尽くせりすぎて….なんでこんなにデキた子なのだろう?親の顔が見てみたい!!!!そうだ、事前に連絡してもらってくれるというものだけお下がりを送らせていただいたときも、おさがりだから要らないってあんなに言ったのに小包が届いて。図書カードと鳩サブレのポーチというグッとくる贈り物で。図書カードって久しぶりにもらった!これも彼女が妊娠中にヒマだというのでおすすめの小説を貸したという件があってのお返しで。なんというかいつもプレゼントのセンスがよい。図書カードもカワイイ封筒にカワイイシールで包装されていて、ひとつひとつに気持ちがこもっているのを感じられて小包を開けた後しばらくぽ~っとしてしまった。わたしは手紙とかそういうものがもともと好きなんだけど、丁寧な梱包がうれしいわけではなくて、やっぱり“その人らしさ”が箱の中に詰まっていると、なんだかその人の存在の一部が自分に届いた気がして嬉しくなるのだと思う。プレゼントってセンスもあるけど、やっぱり「この人のよろこぶ顔がみたい」って想ってくれているのが伝わってくるとーつまり何気なくいった一言とかからチョイスしてくれたのかなっているのが解ると、さらにさらに嬉しくなってしまう。いま自分にはそういう余裕がないけれど、身近にそういう人がいるっていうのは心強い。一緒に仕事をしていて気持ちの良い人とか、一緒に話していて気づかせてくれる人とか、そういうのは貴重だ。ありがたい。だからか、わたしは誰と会うときより、彼女に会うとき一張羅で会いたいというか、普段おろそかにしている化粧とかも入念にしたくなるというのに、今日はドデカニキビがあって萎えたな~~~~~~~~~年に数回しかできないのに今かよっ!ていう。

    もう異性に恋することはなくても、こういう恋するきもちってだいじ。リスペクトという恋。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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