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    島縞

    島縞
    シマシマ

    ただ可愛いものを、ただ愛でたい

    こんなに晴れているのに、明日の予報は雨だなんて。
    明日(もう今日になってしまったけれど)は大切なところへ出かける日。
    朝からおいなりさんを包むことになっているから、もう寝たほうがいいのだけれど、こういう日に限って寝たくなかったりする。

    娘と顆粒のフルーツティにお湯を注いでちびちび飲む。
    私がレモンを選んだのをみて、「私もレモン飲んでみようかな」って挑戦してみた娘だったけれど「ちょっと苦手」だった。
    それは残念。私はとても美味しかったから、明け方、トイレに目が覚める覚悟で2杯目をまたちびちび飲んだ。

    金曜の朝、父を怒鳴りつけた。
    こんなに感情的になるのかと驚いたし、自分で自分が怖かった。けれど、父の反応は「何言ってんの」ってなもので、たまらなく虚しくなった。
    感情的になった自分にもショックだったし、言葉が全く通じないのもショックだった。

    程なくして起きてきた娘に、もしかして聞こえていたんじゃないかと、心配だったけれど昨日は聞けなかった。
    今日の夕方になって、もし聞いてたとしたら娘の心のフォローがいるんじゃないかと、ようやっと「昨日の朝、お母さんがじいちゃんに怒ってる声で目が覚めたの?」って聞けた。
    「ううん、普通に起きてきたんだよ。怒ってたの?」って返ってきた。その表情からは、本当のことを言っているのか、こちらに気を遣っているのか分からない。
    聞かなかったと言うので、この話はそれまでにした。

    今日は荷物が届く日で、娘は案内が届いてからずっとこの日を楽しみにしていた。
    私も本が届くのをワクワクしていたから、14時すぎにクロネコさんが来た時は、娘と「きた〜!」と興奮して荷物を受け取った。

    配達員さんが運んでくるものは、どうしてこんなにときめくんだろう。
    これはきっと、小学生のころの文通の思い出と繋がって、届く喜びが倍増するからだ。

    いいことも、そうでないことも、覚えていることも、覚えていないことも、しっかりこの体に刻まれていて、胸がプルプルしたり、頭に血がのぼったり、胸に氷の棘が刺さったり、いろんな感覚が呼び起こされる。

    今日は、感覚があれもこれもと忙しい日だった。
    こういう日は、あまり文字が読めない。気分や疲れのせいにしていたけれど、これ以上自分の中に情報を入れる余地がただないんだということに最近気づいた。

    昨晩、猫は私とベッドの隙間に挟まれてゴロゴロと寝ていた。

    今日もふたりと一匹、一緒の部屋でおやすみなさい。
    娘は抱き枕を抱いて寝ている。猫は、私の寝床の枕元で寝ている。
    私も早く目を閉じて、この忙しい頭を黙らせたい。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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